とどさんと、録画していたNHKスペシャルを見ました。
番組のリンクは↓

「自分を拾う、夢を運ぶ〜ゴミ収集員・岳裕介〜」

長く住んでいた横浜市が舞台になっていること、
ゴミ収集と「夢を運ぶ」というタイトルが
全然一致しなかったので見てみたかった、というので
録画しました。

すごくよかったです。
時間が足りなかったとも思ったけど。
もう少し踏み込んで、
他の社員の方はどう思っているかとか、
世間はどう思っているかとか、
そういう具体的な描写もあるといいとは思ったけど、
時間的に制限あるから。

で、
ネタバレになるので、
詳細は書かないけど、
主役である岳さんが危険な場所に行くのに、
あ、俺が行こうかなと思っていますよ。
(質問者:ほかの人に任せるのではなく?)
いやいやいやいや、何言ってるんですか?
任せられないですよ。みんな家族いるんだし。

(質問者:岳さんも家族いるじゃないですか?)
まあ、いますけど。気を付けてやりますよ
と話す場面がありました。

なんともはにかんだような、でも、すてきな笑顔で。

泣いた。

これがリーダーの覚悟だよね。

「国民(や県民)を犠牲にできるわけないじゃないですか?
自分が先頭に立ちます。火中の栗は拾います!
当たり前じゃないですか?」とリーダーに言ってほしい。
そういう言葉を待ってるんだ。
砂漠でカラカラに喉が渇いたときみたいに、
そういうセリフを吐いてくれるリーダーを切望してるんだ。

だから、涙が出ちゃうんだ。

でも、でも、でも……

もし、今そういうリーダーが出てきたら、
国民に熱狂的に支持されるだろうけど、
右を向けと言われたら、素直に、疑いもなく、
みんなで右を向くし、
高所から飛び降りろと言われたら、
「自己犠牲もやむなし!」と
喜んで跳び下りる人が出てくるだろう。

さらに言うなら、
喜んで跳び下りない人に対する、
激しい攻撃も起きるだろう。

それは望むゴールではないよなぁ、
なんて、またもやもやと考えてしまうのでした。

先の見えないコロナ禍。
たぶんこの先、近現代史を語るとき、
20102020年は絶対に外せない年号になる。
この禍を、地球人は自分たちの知恵と努力を結集して
乗り切ったのだ!
だから今があるのだ! と
後世の人々に言わせなくちゃね~。

都道府県とか、なんとか言ってないで、
国同士の垣根も超えて、
地球人として。

あー、なんかもう、理想が高すぎて、
これまた泣ける。情けなくて。
自分も、自分がいる場所のリーダーも。

インスタもやってます
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