私はこのコロナ騒ぎで
子どもたちが安全に登校できないということがはっきりして、
休校措置がとられたとき、
「チャンス!」だと思いました。

なんのチャンスかというと、
学校が大きく変わるチャンスです。

学校は「当たり前」でできていて、
それが安心できる子や先生にとっては、
とても居心地のいい場所である一方、
その「当たり前」と上手につきあえないと、
とてもつらい場所になってしまいます。
子どもにとってはもちろん、先生にとっても。

その「当たり前」を、
下の下のほうから問い直して、
ひっくり返して、
やり直すチャンスが来た!と思ったのです。

私と学校とのお付き合いには、
自分が通っていた頃、
通えなくなった頃、
子どもたちが通っていた頃、
通えなくなった頃、と
そして、子育てを一段落した立場で関わりをもった頃
というふうに、いくつかのフェーズがありました。

そして、それぞれのフェーズで、
学校や先生に対して、
強い信頼を持てたり、
大きな裏切りにあったり、
戦ったり、うちのめされたり、
また信頼を取り戻したり、
というようなことを繰り返してきたのです。

今、私が子育てアドバイザーなんてのを名乗っているのも、
これらの自分の体験がベースになっています。

私は、
子どもが安心していられる場所を
保障するのが大人の大事な仕事。
学校というところは、
その筆頭。
勉強より何より、
それを保障しなくちゃいけない、
と考えています。

でも、今の学校はそうじゃない、
というふうにも感じていて、
それを変える力は、もう学校の中にはない、
という確信も、持っていました。

そんな中、
「子どもたちが毎日通ってきて当たり前」が
コロナという外圧によって崩れた。

これは、学校が変わる大きなチャンス! だと思ったのです。

これにはわくわくしました。

先生たちはどんなふうに子どもたちと関わる「工夫」をするんだろう?
授業ができない事に対して、どんな「発明」をするんだろう?

オンライン授業のことが話題になったら、
「ああすてきだ」と思いました。
北海道の子が、沖縄の授業に参加できる。
その逆もある。
子どもたちが好きなテーマを選んで、
学びたいことにチャレンジする余裕もある! と。

でも、実際には、そうじゃなかった。
私のすごく身近にいる小学生たちは、
ただ、野放しにされていただけだと感じました。

宿題よりちょっと量が多いくらいの「課題」を
わざわざ学校まで取りに行き、
それをやったら後は「自由」。
自由という名の「教育放棄」だと思いました。

でも、それは私が知る範囲に限られていて、
もしかしたら、見えないだけで、
現場の先生はすごくいろいろやろうとしているのかもしれない。
知らないだけなのかもしれない。

そんなとき、

<緊急ウェブ集会>withコロナの時代に「みんなの学校」をどう作るのか

の参加募集に出会い、
きっと、ここなら、「変わる学校」に出会えるんじゃないか、
と、参加を決めたのでした。

インスタもやってます