今日の投稿は文字多めです。
私にとっては緊迫の一日だったので、
自己満足的に残しておきたいのです。
つまんない、と思う方はスキップしてくださいませ(m_m)
そして、あくまでも私の場合、ということで、
みなさまがこの通りになる、ということではないということも
ご理解ください。3/19追記

伝統舞踊を楽しんだ翌朝は、
2月24日月曜日。
予定ではこの翌日にバンコクに移動することにしていました。
なので、この日は唯一の自由時間。
街に出てゆっくりお買い物したり、
マッサージ受けたりしたいねぇ、と。
そんな話をしていたのですが、
実は、出国前から状況はどんどん悪くなる一方。
そう、コロナです。

最初は旅行そのものを中止にしようかと話もでましたが、
どう考えてもそのときの状況では、日本が安全、海外が危険、とは
思えませんでした。
私個人としては、逆に閉塞感に満ちた日本から出てしまった方が、
ゆっくりできるのではないか、と判断。
思い切って決行することにしたのでした。

ただ、私たちが大回りコースを楽しんでいる途中で、
タイの保健省が、中国や日本から「帰国」した人は
14日間の観察期間が必要と言い出しました。
観光客はこの限りではない、とのことでしたが、
確実に検疫は強化されるだろうということ、
万一4人のうち一人でも、入国時に熱があったら、
その人は隔離されるだろうということ、
そして、タイに入国した火曜日から、
Rugbyの大会が行なわれる週末までの間にも、
状況は変わっていくだろうし、
それは決して楽観できるものではないだろう、
ということも話し合いました。

不思議なことに、虫が知らせたのかなんなのか、
今回で9回目のバンコク滞在となる私たち、
これまでずっと泊まっていたホテルから、
ちょっと冒険してみようか?ということを
計画していました。

たとえば高層でルーフトップバーのあるホテルなど、
これまでより少しだけグレードの高いところとか、
逆にさらにリーズナブルなところ、
民家の貸し出しなども検討していたのです。
が、どれも決定打に欠け、
最終的にはシェムリアップ滞在の4日間で、
いろいろ資料なども持ち寄って相談して決めよう、と
バンコクのホテルは予約せずに出発したのです。

状況が変わるに従い、
宿泊費が徐々に安くなっていったので、
ギリギリで予約した方が得!という読みもありました(~_~;)

また、初めての場所ではありましたが、
シェムリアップの居心地が予想以上によくて、
さらに滞在していたホテルが本当にすてきで、
とてもリーズナブルなのに、
スタッフもあたたかく、気配りがあり、
かゆいところに手が届くサービスをしてくれたので、
「もう少しシェムリアップに滞在する予定にすればよかったね」と
思うようになっていたこともありました。

結果的にこれらが後押しとなり、
もしRugbyの大会が決行されたとしても、
私たちは今回は参加を見送る、という決心をしました。

その上で、帰国便は抑えてあるし、
自国民の入国を阻むことはないだろう、
帰国時に万一体調が悪くて隔離されたとしても、
成田に下りてからならなんとかなるのではないか、
などということも考えて、
シェムリアップでの滞在を延長することにしました。
幸い、ホテルは延泊OKとのこと。

あとは航空券の変更です。

まあ、アラカン貧乏旅行ですから、
航空券は一番下のクラス。
「万一何かあっても、変更も返金もできませんからね!」
という条件を呑んで、その分お安く購入した航空券です。

当初の
羽田→ハノイ→シェムリアップ→バンコク→成田
という旅程の、シェムリアップ→バンコクを
成田に戻る当日、3月2日(正確には3日の夜中)に変更できたら、
万々歳なのですが、
まあそううまくはいかない、ということも、
重々承知していました。

予定通りシェムリアップからバンコクに飛ばないのだったら、
そのあとのバンコク→成田も含め、放棄とみなしますから、
買い直してくださいね、が正論。航空会社とのお約束です。

それで、どうしても変更できないとなったら、
もう腹をくくってバンコクに移動しよう。
バンコクのホテルも予約しよう、ということにして、
航空会社のプノンペン支店に電話をしました。

これも本当にラッキーで、
今回はいろいろと比較した結果、
いつものタイ航空ではなく、
日本の航空会社を選んでいたのです。
この微妙な交渉をタイ人と英語でやるのは
さすがに大変だったと思います。
日本語でできたのはありがたかった。

事情を説明したら、ホテルのオーナーが
自分の携帯電話を貸してくれたのもありがたかったです。

同時期、同じような問い合わせが多かったのでしょう、
かなり長い時間またされたあと、
やっとコールセンターに電話がつながりました。

手短に状況を伝え、
交渉に入ります。

第一希望はシェムリアップ→バンコクの航空券の変更。
でもまあ、これはムリだろうなぁとは予想していました。
で、お返事は「ダメです」
でしょうねぇ。

ここでもう一つ粘って
予約していたシェムリアップ→バンコクは放棄して、
希望日のチケットは自費で買い直すので、
バンコク→成田の権利は残して欲しい、と交渉。
ここは認めて欲しいところ。ちょっと丁寧に粘りました。

さすがにお電話口の方では即答が難しいと思ったので、
検討の結果を折り返し連絡してもらいたい、と伝えました。
平常時はこんなムリは言わないけれど、
この事態であり、私たちも高齢者のはしくれなので、
リスクはとりたくない、ということも
ぜひ理解してほしい、と伝えました。
(それならば行くなよ!という話なんですけど、
そのつっこみは勘弁してね!)

そうしましたら、そこからしばらく間を置いて、
携帯電話に着信があり、
第二案はOKしてくれる、とお返事が。
正直、体中から力が抜けました。

あとは、シェムリアップ→バンコクのチケットの取り直し。
一人8000円くらいなので、航空券変更の手数料としては、
安いものだといえるんじゃないでしょうか。

幸い希望のチケットがとれて、
これもめでたしめでたしとなりました。

この日の夕飯は、ホテルおすすめのHEAVENにて。
ちょっと贅沢したい気分だったのでここにしました。
HEAVENの情報はこちらにあります

ここも街から離れたところにあるおしゃれレストラン。
いきなり行ったら、受付のピエール(仮名)が
フランス語なまりで「予約してあんの?」って上から目線。
「してないのよ~」ってにこやかに言ったら、
「まじ~? そりゃだめだよ。もう、しょうがないなぁ」って、
渋々感満点で席を作ってくれました。
いや、あんた、空席いっぱいあるやん!
今のシェムリアップ、どこもヒマやん!
にもかかわらず、ピエール強気。
「今日はいいけど、今度は予約してから来てよね」と
うち、人気の店だから! 的な対応。
お料理は少々高めだけど、凝ってたし、
めちゃくちゃおいしかっただけに、
ピエールのアジア人をちょっと見下したような態度が残念だった。

悔しいから、帰りにはちゃんと「今度は予約してくるからね~!」って
反撃して帰ってきました(~_~;)
でも、予約しても行きたいくらい、おいしかった。
お味は間違いないです。
そしてたぶん、平常時、観光客が溢れている時期は、
予約しないと入れない、というのは本当だと思います。

ホッと一杯!
とどさんは念願のハンバーガー
絶品だった、ストロガノフ この下にあるマッシュポテトがもう! たまらん!
サラダはタイでもよく食べたグレープフルーツみたいな柑橘、ポメロ入り。

こうして、決断の月曜日はおしまい。
ここからの展開はかなりドラマチック。
延泊は運命だったと思う。

インスタもやってます