3.11です。東日本大震災のあった日。
昨日は3.10 東京大空襲のあった日。
東日本大震災では2万人以上の方が亡くなったりいまだに行方不明だったり。
東京大空襲では、なんと10万人以上の方が亡くなりました。
その犠牲の大きさ。
今のウクライナと比べるのは筋違いかと思いますが、
数日にわたり、あれだけの爆撃があっても、
何万人という犠牲者が出ないのは、人口密度の差でしょうか？
一日にして何万人もの命が失われることがある。
自然災害の場合もあるし、人為的な攻撃による場合もある。
そして、私は自分に引き寄せて、
その場にいた、今いる、お母さんたちのことを考えます。
きっとわが身を引き換えにしても、
子どもを守りたい、と思っていた、思っているのだろうと。
東日本大震災の時は、
娘と以前の家にいて、普通の午後を過ごしていました。
まだ愛犬レディさんがいて、
すぐに抜け毛だらけになる床に掃除機をかけているときに、
テレビからけたたましく警報が鳴り、
関東の西側のわが家も起震車のように揺れたのです。
とにかくテーブルの下に！と
娘と潜り込み、彼女の上にかぶさりながら、
「ああ、人はこうやって死んじゃうんだなあ」と
思ったのを思い出します。
そして「私の下敷きでもなんでもいいから、
娘は助かりますように」と
祈ったのも思い出します。
私はメチャクチャ利己的でワガママだって思ってるんですが、
あの瞬間、あの場所では、
私は自分の命なんかどうでもいい、
この子を助けて！と 願いました。
今も世界中のどこかで、
心からそう願い、
そう願わざるを得ない瀬戸際にいるお母さんたちがいると思うと、
心が引き裂かれるような痛みも感じます。
そんな世の中じゃなくしていきたいです。
人と人が争って、命が犠牲になるような世の中は嫌です。
人には知恵があるのだから、
地球中の知恵を結集して、
こんな愚かなことは一日も早くやめないと。
人にはその力がある、と思うのです。
