アイキャッチの写真は式当日朝の私です。
10月10日は、
私たち夫婦の39回目の結婚記念日でした。
式の前日10月9日はものすごい台風で、
関西から東京の式場においでくださる方たちが、
無事到着できるか心配になるくらい。
明けて10日は、まさに台風一過、という晴天で、
澄んだ空気の中、虎ノ門から六本木まで歩い・・・た(^-^;
なぜかというと、
父のいない私の父親代わりのようにしてくださっていた方が、
「なんか食いに行こうか?」と誘ってくれたから。
「おなかすかないから、生ハムメロンをごちそうしてください」
とお願いして、なんかわからないままに、ついて歩き出した。
私はただついていったんだけど、その方が目指すお店が開いてなかったらしく、
さらに歩いて、結局その時刻に開店してたイタトマに入ったんだと思う。
40年近く前だから、イタトマも「珍しいイタリアン」だった頃。
でも、生ハムはあったけど、
メロンがなくて、
無理言ってパイナップル? たぶん、
それを添えて出してもらったんじゃないかなぁ。
結婚式当日の朝、
汗だくで生ハム+なんかわかんない果物 を
食べた記憶。
ハイヒールだったし、
なんか大汗かいた思い出だけが残ってる。
そして、そこから、
私の60年の人生で知ってる限り、
最悪の結婚式(笑)が始まったんだった。
ざっくり書くと、
- 花嫁支度を始めるというのに母が行方不明←母一人子一人なのに!
- 仲人挨拶1時間←その間新郎新婦起立 私は貧血
- 主賓挨拶1時間←社史を語られる この時点で食べるものなくなる
- 仲人夫妻の3歳長女お母さんを恋しがって叫び続ける
- 双方の友人スピーチカット
- お開きでとどさんと二人ともクタクタ
- あまりにも疲れすぎて二次会にも出られず←新郎新婦抜きで開催された
人に言ってもいいかな? というネタだけでこのくらい。
言えないこともこれと同じくらい、いやそれ以上ある。
もう笑えないくらいひどい結婚式だった。
本気でもう一回結婚式したい!って思ってた。
いろんな事情でかなわなかったけど。
今でも「もう一回ちゃんとした結婚式したい」と
思うくらい。ひどかった。
でも、でもね、
あれが原点だったから、
いろいろと我慢できたかも?とも思ったりする。
一人っ子、ワガママ、自分勝手と
母にさんざん言われ続けた私が、
40年近く、他人といっしょに暮らせたなんて、
ほんと、信じられない。
私の周りの誰も、信じないと思う。
鍛えられた。
そもそも母からして、
「とっとと結婚して、とっとと別れて戻ってくればいい」って
広言してたし(笑)
そのくらい不安要素の多い結婚だったのに、
なんだかんだで39年。
お互い本当によく我慢した。
今年一年はお互いに「39(サンキュー)」って
感謝しながら過ごしていこうと思います(*^^)v