ニュース番組に出たお医者様が、
自分が意図していたのと違う編集をされて、
伝えたい部分はカット、
自分が考えていないことを推進しているように放送されたことを
Facebookで訂正・書込みなさっていました。
私は思わず記事をシェア。

私がしっかりと心に刻もうと思っているのは、
本当に最前線の方は、ニュースの取材を受けている余裕など
ないということです。
そして、自分たちが見ているニュースが
世の中の全てと思わないようにしようということです。

みなさんはホームページを見るときに使うWEBブラウザを立ち上げると
どのページが表示されますか?
Yahoo!? msn? 画面一杯に表示されるニュースリストを見て、
これが世の中の動きの全て、と勘違いしてしまいます。
私自身はそういうところがありました。

私はchromeを使っているので、
いきなりニュースのページが立ち上がることはありませんが、
これまではニュースのチェックにYahoo!を見ることが多かったです。
でも、たまたmsnを見る機会があって、
同じ日の同じ時刻なのに、
ニュースのラインアップが全然違うことに驚きました。
試しにLINEニュースを見たら、そこに並んでいるものも違いました。

昔は新聞を何紙も読み比べないと、
入手する情報が偏向してしまう、というようなことを言われていました。
一時は複数の新聞を読むために図書館に通っていたこともありました。

今も同じ事があるんですよね。
テレビもしかり。
何をどう報道するかには、
送り出す側の主観が大きく作用します。
隠されていることも多い。
必要以上に強調されていることも多い。

私はうんと若い頃、
何度かテレビの取材を受けたことがありました。
特段嫌な思いをすることもなかったし、
宣伝にもつながったので、基本お受けしていたのです。

そんな中あるテレビ局から、数日間密着して、
丁寧に取材した上で、ニュースショーで紹介したいという依頼があり、
喜んでお受けしました。
息子のラグビースクールのみなさんにも協力していただき、
本当に何日かにわたって撮影が行なわれましたが、
結局放送されませんでした。
放送されない、ということも連絡はありませんでした。
放送局に電話したら制作会社の問題と言われ、
制作会社に電話したら担当者がやめたから何もわからない、
ビデオもない、と言われました。
せめて協力してくださった方にビデオは見て頂きたかった。
放送されなかったとしても。
これは本当にショックでした。
もう二度とテレビには出ない、と決めました。

でも、根が俗物なので、
数年後、有名なタレントさんが司会を務める
ニュースショーの出演依頼を受け、
ほろほろと承諾してしまいました。
そのタレントさんが好きだったからです。
そして、さっき紹介したお医者様と同じ思いをしました。
若いお母さんたちの助けになりたいと思って出演を決めたのに、
あまりにもひどい編集ぶりに、
放送を見て体中が怒りに震えました。
このときも放送局に厳重抗議しましたが、
なしのつぶてでした。
何度も電話しましたが、担当者が電話口に出てくることもありませんでした。
ビデオも送ってもらえませんでした。
撮影の時に、何度も何度も念押しをしたのに、
まったく別のコメントを違和感なくつなぎ合わせて、
私の想いとは逆の主張をしているように編集されていました。
一生懸命子育てをしているお母さんたちを裏切ったような気がして、
しばらく立ち直れませんでした。
そこからはどんなに誘われても、テレビのお話しはお断りしています。

私のような無名のどこにでもいるオバサンは、
テレビ局にとって使い捨ての存在。
自分たちが伝えたいことを、代わりに語ってくれる
都合のいい存在でないとダメなんだということを
痛いほど思い知らされました。

今テレビに出演されている「専門家」の方にも、
同じ思いをなさっている方がおいでなのではないかと思います。
最前線で命を張って戦っている仲間の代弁をしたいと出演を決めたのに、
放送されてみたら・・・・・・ということが、
たくさんたくさん起きているような気がします。

自分がやっていることを広く伝えるには、
テレビはまだ強力なメディアです。
広く広く伝えたいなら、利用すべきと思います。
でも、これは両刃の刃。

今若い人たちの視聴傾向がYouTubeにシフトしているのは、
このテレビのまがい物ぶりがあらわになったからじゃないか、
とも思っています。

ニュースはできるだけバランスよく。
そして、一つの報道に対して
肩入れしすぎないように、
気をつけなくちゃと思っています。


さて、話題を変えて、
最後に、このコロナ禍のなかで、
もんのすごくうれしかったことを一つ。

先週も書きましたが、
今小学生に英語を教えています。
zoomを使って、週に一度、
小一時間。

YouTubeの動画と、
手づくりのテキストで
一緒に歌って、
楽しんでいます。

テキストには一切日本語は使わず、
カタカナでふりがなはふらないでね、と
お伝えして、もう4回目。

そのお子さんが先日ママとお風呂に入っているとき、
無意識に私と一緒に歌った歌を口ずさんでいたとのこと。

ママに「すごいじゃん」って言われて、
「あ、ほんとだ」って。本人もびっくりしていたそうです。

いやー! うれしかった。
すごく幸せな気持ちになりました。

英語はお勉強じゃなくて、
コミュニケーションの手段なんだから、
できるだけ楽しく、
そして、翻訳なしで口から出てくるようになってほしい、
という私の気持ちが、ちょっとだけ伝わった!と実感できたのです。

頭の中で日本語→英語と翻訳せずに、
ぽんと口から出てくるようになってほしいなぁと思います。
英語が苦手、と言っていたお子さんが、
好きになってくれていたらいいなぁ。

インスタもやってます