今日はちょっとだけラグビーワールドカップを離れて。

先々週の水曜日、
ワールドカップ贅沢ランチの日。
実は、とても大事な、
そして気合いが必要な場所に行きました。

病院

息子のラグビースクール時代の
親仲間のお一人が、
入院しておられると知ったからです。

その息子さんは途中でラグビーを離れたのですが、
それ以降もお付き合いは続いていたし、
SNSでつながるようになって、
更に親しい感じで日々の様子を拝見するようになっていました。

毎日奥様のとても手の込んだ夕飯をアップし、
かわいがっている愛犬の様子もアップし、
週末にはお孫さんを連れて大好きな愛車でドライブ。
その地の地酒を購入し、
その味わいもアップなさっていました。

本当に幸せを絵に描いたらこうなるか、というような
充実ぶり。
それぞれ生きていたらいろいろあるのでしょうけれど、
いろいろありすぎる日々を生きている私から見たら
とても穏やかで、本当に幸せそうで、
あこがれを持って拝見していました。

ただ今年の春からその投稿が間遠になり、
どうなさったかしら?と思っていたら、
入院しています、とご本人からの久しぶりの投稿。

ただ、そのときは
お見舞いコメントにもしっかりお返事してくださっていたので、
退院を心待ちにしていたのですが、
先々週お嬢さまから「ちょっと本人が投稿するのは難しくなりました」
というポストが。

これはただごとではない、と
そして「会いに行かなくちゃ!」と
娘さんにご迷惑ではないかということを連絡。
体調悪いところを見せたくない、という方も
いらっしゃるでしょうから。

そうしたら、伺ってもいい、とのこと。

お昼にしっかりエネルギーチャージして、
それをお届けするつもりで、
病室をお訪ねし、
手を握ってきました。
握り返してくれる手には
まだまだ力があり、
私が行ったこともわかってくださり、
娘さんがおっしゃるには、
本当に喜んでくださっていたそうです。
娘さん、奥さま、息子の同級生にも会え、
今度はとどさんと来るからね!と
病室を後にして
その翌々日、旅立って行かれました。

病室にはお嬢さんと上のお孫さんが詰めていて、
しばらくしたら奥様と息子さんが下のお孫さんを連れてきて。
病室に子どもの立ち入りが禁止されているところが多い中、
個室がたまたまとれたからできたこと、と
おっしゃってはいましたが、
娘さんがお父様の最期の時にじっくりと立ち会えたのは、
病室にお子さんを連れて行けたから。

お孫さんにとっても、
大好きだったじいじとのお別れに至る時間を
ああやって共に過ごせたのって、
すごくすてきなことだなぁと思いました。

亡くなったのはとても残念だし、
悲しいことなのですが
今の時代、なかなかああいう最期には
ならないと思います。

ご本人にも
「あなた、幸せだよ。
こういうふうに家族がみんなが集まってくれて、
見守ってくれてて。
なかなかないことなんだよ」と
伝えましたら、
うんうん、とうなずいておられました。

私が小さい頃は、
お葬式と言えば
その方の祖父母であることがほとんど。

それがご両親に移ったとき、
私も大人になったなぁと思ったものですが、
最近は友人や友人のおつれあい、
ということも増えてきました。

もう自分自身がそういう年頃になったんだなぁと
しみじみ思っています。

去年の夏からずっと、
「家族」っていうことを考えています。
かぞくってなんだろう

今のこの年頃だから思う
家族のこと。
ちょっとまとめて書いてみようかと思っているところです。

このことを自分のホームページに書いていいのかどうか、
迷いましたが、
ここ数日、奥様が私のポストに「イイネ」してくださっているのを見て、
思い切って書いてみました。

心からご冥福をお祈りしています。