ここまでからだを使ってこころに力をもらう、
という私なりの方法をご紹介してきました。

で、思ったこと。

なんでこんなすてきなことを学校では教えてくれなかったんだろう?

体育の時間、あんなに一杯あったのに。
課外授業だって、社会科見学だって、
学校に「なんかの人」が来て教えてくれる
機会だってあったのに、
誰か、体を動かすことが、心に力をくれる、って
教えてくれたっけ?

 体育が苦手な方ではなかったはずだけど、
体育の授業は楽しくなかった。
もっと速く、もっと高く、もっと遠くへ!
または もっとうまく!
なんて、オリンピックみたいな授業。

もしくはチームスポーツで、お友だちと協力して勝利をつかめ!
みたいな授業。

↑これは足手まといになるとすごくツラい。また、足を引っ張る子がいると、どうしてもうっとうしく感じちゃう。よね?

 速くなくても、きれいな風景を見ながら走るって、
すごく気持ちがいいこととか

 誰とも比べなくても、続けていれば、
昨日と今日、先週と今週の違い、の自分の進歩がわかることとか
自分の内側の変化に気付くことができることとか

 ただ、好きな音楽に合わせて体を動かして汗をかけば、
上手じゃなくても、振りを間違えても楽しいし、
少々の嫌なことは忘れられることとか

 しんどいなぁと感じたときこそ、
肩の力を抜いて、深く息をしたら、
道が開けてくることとか

大人になって。しかも、50過ぎてから知るなんて。

 学校の外周をひたすら走る、っていう授業が嫌で嫌で、
住宅街の路地に隠れて、
何周かやり過ごしてゴールだけ一緒に走ってた
昔の私に教えてあげたい。

そうじゃないんだって。

自分のペースでいいから、
空を見ながら、風を感じながら、
季節を感じながら、
ゆっくりゆっくり走るのは、
すごく気持ちがいいことなんだって。

 友だちが自分の脇を駆け抜けていっても、
ぜーんぜん、気にしなくてもいいんだって。

おんなじ体育だって、
得意なこともあれば、苦手なこともある。

それが、なんか俗に言う運動神経が優れた子だけが
楽しめる時間になってたんじゃなかったか。

「お友だちと協力して楽しみましょう」ってことが、
苦手な子は、チームスポーツそのものが楽しくないんだ、って。
「いやいや! 楽しいからやれ! やればわかる!」みたいな押しつけでは、
楽しさは永遠にわからない。
「好きで楽しいから、だから友だちと協力しようと思う」んじゃないのか?
その「好きで、楽しい」に出会うきっかけだけ、
与えてくればよかったんじゃないのか。

 競技としてのスポーツだけじゃなく、
生きる支えとしてのスポーツも
カリキュラムに入っていたらよかったのになぁ、と
切実に思います。

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