あいさつをする、
という
ごくごく基本的なことを
20歳前後になるまで
特に必要とも思わず、
しないで来た若者たちに
急に
「今からあいさつを」と言っても、
定着はしません。

私が担当する半年の間、
「ご家族はもちろん、
コンビニの店員さんでも
バスの運転手さんでも、
アパートの大家さんでも、
学校のお友だちでも、
とにかく会った人には
挨拶してください」と
いうのを課題にして、
それによって何がどう変わったかを
毎回の授業で数人をピックアップして
スピーチしてもらうようにしました。

「商品をオマケしてもらった」という
実際に得したという話もありましたが、
「いってきます」と家族に言うようにしたら、
それまで無言だった家族も
「いってらっしゃい」「気を付けてね」と
言ってくれるようになった、
それは自分にとっても不思議なくらい嬉しかった、
という感想を言ってくれる子もいました。

また、お弁当を作ってくれたお母さんに、
「毎日お弁当ありがとう」と言ったら、
お母さんがとても嬉しそうな顔をして、
それをみた自分がとても幸せな気持ちになった。
いつも感謝してなかったわけではなかったけれど、
口に出すと、こういうことが起きるんだ、と
実感することができた。
そんなすてきなスピーチもありました。

でも、でも、
二十歳になろうという時に、
改めて(初めて)その経験をするなんて、
本当にもったいないし、
遅すぎる、と思ったわけです。

もっと早い時期に、
「あいさつすると気持ちがいい」
「あいさつをすると人との距離が縮まる」ということを
実感させるにはどうしたらいいんだろう?

そう思っている時に、
ジュニアマナーズ協会の田中理事長から
「ちょっとお時間ありませんか?」とお誘いがあり、
協会の理事に、というお話しを頂いたのです。

これはもう、
何かのお導き、としか思えませんでした。


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