昨日のエントリをFacebookにポストしたら、
「食事のマナーは早く教えた方がいい。
何も言わずに食べ始めるワカモノが多くて驚きます」
というコメントを頂きました。
↑Daiさんありがとう!

私が痛感していたのも、
まさにそういうこと。

食事の前には「いただきます」と言い
食べ終わったら「ごちそうさまでした」と言う。
これは誰かと食事をするときに、
最低限のマナー、きまりごとだと思うのですが、
それが生活の中で定着していない若者が
本当に沢山います。

そして、人と接する機会がないから、
それを指摘されたことがない。

だから、特に疑問にも思わず、
黙って食べ始めて、
黙って食べ終えちゃうんです。

たとえ一人でお弁当を食べるにしたって、
食事の前後には手を合わせる、
というしぐさが自然に出る人と、
そうでない人。

コメントをくれた方は
「底が見えちゃう」と書いてくださいましたが、
「お里が知れちゃう」なんていう言い方もされますね。

ただ、昨日も書いたように
家庭のしつけ、をどうこう言いたいわけではないのです。

食後の歯磨きはものすごく熱心にするのに、
あいさつはしない、
そんな若者が増えていると感じます。

食後の歯磨きも家庭のしつけの一つでしょう。
そこは定着している。
でも、いただきます、ごちそうさま、は言わない。
この違いはどこにあるのでしょうか。

それは、
いろいろな人と食卓を囲む経験の
決定的な不足です。

たとえ家でうるさく言われなくても、
いろんな人と接し、食卓を囲む機会を持てば、
「いただきます」と言う人と、
そうではない人がいることはわかるようになるでしょう。

黙って食べ始めたことに対して
年長の方にとがめられることもあるでしょう。

どうして「いただきます」と言うのか。
「ごちそうさま」と言うのか。
疑問に思うこともあるかもしれません。

でも、
ほかの人と食卓を囲んだことがないから、
知る機会がない。

堅苦しいことは避けたい、
嫌いな人も避けたい、
手間や時間がかかる食べ物も避けたい、
そうやっているうちに、
食事のマナーを知る機会は
極端に少なくなってしまいます。

ささやかなひとことが、
素材を作り育ててくれた人、
調理してくれた人、
配膳してくれた人、
命、
手間、
心配り、などに対して、
感謝の気持ちを持って食事をとる、という
心の置きどころにつながっていくと
知る機会がないのです。

たとえ普段、自分の家では言わなくても、
一歩外に出たときに、
このひとことがあるとないとで、
人との距離が大きく変わったり、
関わり方が変わります。

「いただきます」「ごちそうさま」と
言う人と言わない人。
どちらの人と一緒に働きたいか、
どちらの人と共に時間を過ごしたいか、
言わずもがな、と思うのですが、
実は、そうとも言えない現実も、あるようなのです。

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