今日の投稿はちょっとダークサイドにふれます。
元気のない人はスキップしてください!
でも、大事なことを書いているつもりだから、
元気になったら読んでね(*^^)v

ここのところ、どういうわけか、
虐待とか、人対人の暴力的な取り扱いの話が
たくさんニュースに上がっているように思えます。

保育士さんによる子どもたちへの不適切な扱い
介護の仕事をしておられる方が高齢の方たちに
刑務所の入所者に刑務官が
障害のある方に施設の担当職員が
精神病院では看護師たちが

ニュースで切り取られた内容だけを見ると、
とても信じられないような、
人間が人間に対するとは思えないような、
ひどい取り扱いをしている。
しかも、一人だけではなく、
何人もの方が「わかっていて」
そうしている。
直接手を下さないまでも、
周りで見て見ぬふりをしていた人もいる。

その怖さに震えます。

「それはまずい」って思っている人も、
声に出せない、止められない。
目の前で展開されていることの残酷さに、
「余計な口出しをすると次は自分が標的になるかも」と
怖くなるのかもしれません。

これは「いじめ」の構造とそっくりですね。

暴力的に人を取り扱う人のことも「怖い」と感じますが、
こうして「止められない」閉じた世界ができることが、
本当に恐ろしいことだと思います。

誤解を恐れずに言えば、
子育てをしたり、
介護をしたり、
という経験のある人は、
自分の理性のもろさを突き付けられたこと、
絶対にあると思うんです。

私はあります。
イライラしているときに騒いだり散らかしたり、
泣きわめいたりする子どもたちに、
今整えた場所を台無しにする母に。
ひどいことを言ったこと、あります。

自分のいらだちを怒鳴り声にしてぶつけたことも、
数えきれないくらいあります。

何度言っても伝わらないことや、
暴れたり、パニックになったりするとき、
力づくで押さえつけたこと、
何回もあります。

ギュッと腕をつかんで引き戻したり、
羽交い絞めにした経験がある人、
少なくないと思うのです。

そうしなければ相手が危ない、
自分も危ない、
というときだけでなく、
自分がいらいらしているとき、
冷静に判断できないとき。

「あーーーやっちゃった! バカバカバカ!」と
あとから自分で自分を責める。
そして、冷静になって、
「もっとほかのやり方はなかったのか」
「どうして自分はあそこまでいらだったのか」
と、自分自身に問い返す。
そこに学びも、成長も、あったように思います。

誰かに「こんなことしちゃった……」と
受け止めてもらう。
そして「それはつらかったね」と言ってもらい、
「こうしてみたら?」と提案してもらう。
そんなつながりに救われたことも
数限りなくあります。

私はアパートの一室で、子どもたちと向き合い、
帰ってこない夫を待っていた日々に
「これでは自分がだめになってしまう」と思いました。
そして、もっともっと外に出て、開いて、
自分をさらけ出していかないと、
子どもたちも自分も駄目にしてしまう、と思いました。

それが今日につながっているんです。

思い切って打ち明けてみれば、
「私もそうなの」「私も!」と言う人たち。
その人たちと何かできたらいいな。
せめて、誰かと何かを夢中になってやっている時間は
そういう苛立ちから離れていられるなら、
「誰かと何かをする」場を作りたいと思って活動してきました。

だからわかるんです。

閉じた空間は危ない。

世の中が「個人情報保護」という方向性で動き始めた時、
私はものすごい危機感を覚えました。
個人情報を守るために、
犠牲にしなくてはならないことのほうが大きい、と
そう感じたからです。

そして、そのおそれは現実になっている、と確信しています。

ムラ社会で、プライバシーが筒抜けになっていた時代はいざ知らず、
ぱたんとドアを閉めたら、その中で何が行われているのか、
隣の人にもよくわからない世界。
時に叫び声や、怒鳴り声が聞こえてきているのに、
それを「こわいね」と済ませてしまう世界。
自分がまきこまれないように、守りに徹する世界。

弱い人たちを守るための個人情報保護の施策が、
弱い人たちを高圧的に取り扱う人も、
見えにくくしてしまっている現状。

だからこそ、少しでも開いていかないと、
風通しを良くしていかないと、
励ましあって、「そのやり方は間違っている」と
言える勇気を持ちあえないと、
その暴力は、自分の身近な人や、
自分自身に向かってきます。

二年半前にもこんなこと書いていた。
何も変わらないの? 変えられないの?


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