昨日の話にも通じるんですが、
今いる場所で「あきらめない」っていうこと。

オンラインのイベントで、
登壇された熊谷雅之さんという公立中学の先生。
すごく元気な先生で、
とにかく本を出したいって、先に原稿書いちゃって、
オンデマンド出版で出したそうです。
エネルギッシュ!!

↓ この本です!

で、このやけどするくらい熱い先生のひとことで、
これだ!という言葉に出会ったので、
忘れないように書き留めるとともに、
みなさんにも紹介しておきます。

「無名の庶民」として

すごく若いときの私は、
有名なインフルエンサーになりたかったんです。
流行を作り出す側。
そっちに行きたいって思ってた。

野心があったんです。

でも、結婚、妊娠、出産で
とてもそれどころじゃなくなってしまった。

そこから子育てを経験し、
今度は「後に続くお母さんを応援したい!」って思った。

みんな子育てが一段落したら次に行っちゃうから。
言葉は悪いけど
「のど元過ぎたら熱さを忘れる」になって、
次のステージのことに夢中になっちゃう。

仕事とか、趣味とか、教育とか……

もう子育ての大変さは振り返りたくない、
というのも本音かもしれない。
その気持ちもとてもよくわかる。

でも、通り過ぎたからこそわかることがあるのに、
それが伝承されないのはもったいない。
また次の人が同じ苦労をする世界を
なんとかしたい!

でも、その情熱も、現実の生活の前では
優先順位を下げざるを得ませんでした。
自分の生活が第一。
人のことまでかまってられないや、という日々。
その嵐のような日々を抜けたとき。

そして少し落ち着いたところで周囲を見たわしてみると、
そう思っていろいろやってきたのに、
全然世の中が変わらないような気がしていた。
30年以上たったのに、
全然改善されてない。
30年前の私と同じように、
いまだに、
フラフラになりながら子育てに、
仕事との両立に奮闘する人がいる。

でも、もう今更だよね~。
やいのやいの「活動します!」という年でもないし、
若い人たちにお任せすればいいよね!
という気持ちでいたところに、
コロナからこっち、
情熱をもって子育てや教育に当たる人たちに出会って、
「まだなんかできることがあるかも?」って
こころが動き出した。

世界に影響を与えることはできなくても、
半径二キロぐらいの範囲の人の困りごとを
解決するお手伝いができるかもしれない。

そう思ったら、がぜん毎日が楽しくなってきた。

そんな中で出会った
「無名の庶民」として、という言葉。

うん。これいいな~。

見知らぬばばちゃんとしての私に、
誰か一人でも「会えてよかったな」って思ってくれたら、
それで十分じゃない。
もうすこし欲張るなら
「あなたと会えたから何かが変わった」って
いってくれたら、それでいいじゃない。

禁欲的に、自分の楽しみを捨てて、
求道的に生きるのではなく、
日々楽しみながら、
自分の人生を充実させつつ、
ほんの少しだけ、誰かの役に立てるようなアラカンライフ。

そうだったらいいのにな、って
そうしていきたいな、って
そうしていこうじゃないか、って
思っています。

熊谷さんが「教師は学校をあきらめない」のだったら、
私は「ばあばは子育てをあきらめない」ということで、
少しずつできること、積み重ねていきます。

↓その一環。ラジオきいてね。サクッと約5分です。


熊谷さんとの出会いも ↓ のイベントでした。
みなさんにも、やけどしそうな出会いがあるかもしれませんよ。
まだ参加の申し込みは受け付けています!

学校は確実に変わり始めています。
その先頭に近いところで
日々頑張っておられる先生が次々に登壇なさいます。
今週末、土曜、日曜の夜が最後です。
もちろん、全回参加する必要はありません。
お布団の中で耳だけ参加でも大丈夫(*^^)v
【偽善者フェス2】 ~カッコイイ先生の祭典!~
※主催者からのメッセージ「一回で元が取れる! 2回以上参加したら必ず得をする!というイベントです。ぜひご参加ください!」