車を手放す、ということを書きました。
そして身近な方からは
「よくあのとどさんが納得したね~?」って言われます。

そのくらい、車はとどさんのアイデンティティ。
本当に運転が好きで、
娘のために24時間で大阪の花園ラグビー場往復したこともあった。
夜中に出て、明け方について、
一日ラグビー観て、また夜中に出て、明け方に自宅。

息子の追っかけでも、
それに似たようなこと
たくさんやってきた。

日本中、どこにでも、運転して行った。
安全で最速で、
家族を運んでくれた、
飲み会から私を連れ帰ってくれた(^-^;

だから、とどさんにとっては
車を手放すことは身を切られるよりつらい。

よく納得したね~? と
みんなが聞くのは、そんな人だから。

はい。私が説得しても無理だった。
無視され、不機嫌になり、取りつく島がなくなる。
その話はしたくない、と拒絶される。

とどさんは「人の役に立ちたい人」なんだ。
そして、役に立つツールとして、車はとても大事。
雨の日に「迎えに行ってあげる」「送ってあげる」
それがとどさんの自己肯定感を支えてたんだ。

だから聞き届けてはくれない。
繰り返し繰り返し伝えて、
それでもだめで、
とうとう最終兵器にご登場願った。

娘。

とどさんが唯一負ける相手、
私が外出しているとき、
娘が時間をかけて、
ゆっくり、説得してくれた。

その日、娘たちが帰った後、
「あそこまで言われたら、断れないなあ
車はあきらめなきゃいけないんだなぁ」と、とどさん。

私はそのとどさんを抱きしめて泣いた。
「電車でどこにでも行こうね!
楽しい思い出いっぱい作ろうね!」
そういって泣いた。

高齢者の運転は危険。
ニュースで踏み間違い事故を起こすのは高齢者。
さすがのとどさんにも「ヒヤリハット」が増えてきて、
これはなんとかしないと、と思ってから、
それでも1年以上たってる。
「このままだと運転忘れちゃうから運転させてね」と
少しずつ私にハンドルを譲ってもらって、
私の運転に慣れてもらって、
少しずつ少しずつ、「計画」を進めてきた。

それでもやはり、家に車があれば、
とどさんのことだから、
「誰かのために」運転してしまうかもしれない。
だから手放すことにした。

とどさんはとても穏やかな人だけど、
それでもこんなに時間がかかった。
「年寄りは免許を返上しろ」とか
「危ないのに車に乗るな」とか、
「このまんま運転してたら
どうなるか考えたらわかるだろ?」とか
マスコミはそんな風に簡単に言うけど。
理屈じゃない。理屈じゃないんだ。

わかるけど、「わかりたくない」んだ。
複雑な「老いごころ」があるんだ。

もし、親御さんの免許返上とか、
車の処分とかを進めたい方たちは、
そこんところちゃんとわかってあげてください。
強引に進めてもいいことないです。
どんな形でも「納得」は大事です。


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