とどさん、今年69歳。来年は古希。
まあ、数え年なら今年古希のお祝いをやってもいいかんじですね。

で、私がゴートゥ―とか、
地域クーポンとか言っても、
イマイチ ピン! ときてない。

私はもともとそういうことに敏感で、
いろいろ調べるのが大好き。
とどさんは基本的に「ふーん、すごいね」と言いながら
一緒に楽しんでくれるという役割分担があります。

さて、今年の8月。
茅ヶ崎でも地域クーポンが発行されるというので
私もネットから申し込み。
希望者全員が交換できるのではなく、
あくまでも抽選。
もちろん、この時点では当選するかどうかわからないので、
とどさんにはお話してませんでした。

ざっくり言うと
1万円のクーポンを買うと、3000円分のおまけがついてくる。
ただし、1万円分は地元の商店やサービス利用に限られる。
たとえば、全国区のヨーカドーやイオンでのお買い物には使えないのです。
使えるのは3000円のオマケ、共通券という部分のみ。

この
「市内の地元店舗で使えるクーポン」と
「市内の全国チェーンでも使えるクーポン」の
二種類があることはすごくわかりにくい。

地域活性化のクーポンだから、
地元の企業に優先的にお金が落ちていくようにするのは当たり前なんですが、
だったら「全国チェーンでは使えません」にすればいいものを
それでは賛同が得られなかったのでしょうね。
二重構造になってます。

さらに、地元のスーパーならどちらも使えるかとおもいきや、
A支店は使えるがB支店は対象外とか、
市内の商店やサービスでも、
そもそも使えるお店とそうでないお店があるとか。
もうわかりにくい。

使える店舗については、
電話帳まがいの一覧表がついてきますが、
見てるだけで疲れるorz

ネットにも簡易な検索機能すらない。

商店が大々的に店頭表示しているわけでも ない!
↑ここ問題!

一人で7冊、つまり7万円まで購入できて、
つまり一冊3000円×7で一人21000円得する計算。
4人家族なら、最大84000円のトク。

ただし、7冊×4人、28万円分購入した場合。
そして、よっぽどまとめて買いたいものがある場合以外は、
28万円を使い切ることも難しいのでは?

さらに、さらに、
4人家族 一人7万円分!って、申し込みして、
でも「今年は収入が減ったから一人3冊で」っていう
変更はできない。あくまでも申し込んだ冊数以外買えない。

で、基本事前申し込みをした人は全員当選!っていうのに、
わが家には交換券が届かなかった。
おかしいなぁと思っていたら、
登録した住所がちょっと違っていたということで、
不達になっていたそうです←これは私の責任だ(T_T)

判明したのは、市役所から電話があったから。

もう、ここまでの間に、
もう古希目前のとどさんにはついてこれないハードルがいっぱい!!

まず申し込み。
ネット利用とはがき利用と二種類ありますが、
いずれも、当選者のみにクーポンとの交換券が届くシステム。

これ、システムとしては不完全だと思います。強く主張したい。

まず、ネット申し込みで、
「申し込みを受け付けましたよ」というメールが来ない。
これは自動返信にすればできるはずなのに、
なぜしなかったんだろう?

はがきで申し込んだ人にも、「受け付けたよ」は届かない。
往復はがきにすれば、
受け付けましたという返信は簡単にできる。
さらに自分で申し込んだ冊数記入するようにしておけば、
自分が何冊申し込んだかもわかる。

これって、発行側が楽できるけど、
利用者には不親切。
システムとしてどうなんだろう?
今回のように不備があったかどうかも確認できないよね?

不備があったのは、私の責任としても、
その連絡は携帯に電話のみ。
ネット経由で申し込んだんだから、
メールで連絡はしてくれてもよかったのに。

確認の電話も、一度かかってきたけど、
仕事中で取れず。
折り返したら市役所の代表番号につながって、
「どこの部署からの電話か特定できないとおつなぎできない」と。
せめてメッセージは残せないか? 折り返しの内線だけでも。

しかも、実際に交換が始まったら、
落丁まで発生。
13000円分あるはずが、
落丁で足りない。

これはお金ですよ。
なのに、発行されたクーポンの枚数が足りないとかありえない。
書籍にだって、最近起こりえないようなミス。

しかも、発行されたその場で確認して異議申し立てしないと、
後は「コールセンターに連絡」しか方法がないんですって。

いや、もう、絶対古希目前のとどさんには無理!

落丁があることすら、情報として伝わってこないはず。

話は少し変わって

ゴートゥのクーポンも、
紙でもらえるのと、
スマホにコードが届くのがあるらしい。

紙はほとんどのお店で使えるけど、
スマホに届くデジタルのクーポンが使えるお店は
本当に限られているんだって。


私はたまたま紙でもらえて
「神奈川で使える」という表示が大きく出てたので、
「持ち帰って使おう」って思ったら、
有効期限は宿泊の前後二日だけ。

有効期限は二日間のみ! 地元、神奈川で使えるっていうのは大きく表示。

これ気づいたから現地で使えたけど、
知らなかったら帰宅して翌日に使おうとして
ガックリしていたところだった。

おともだちはこの日付をホテルが手書き修正していて、
商店で利用を拒否されたのだそう。
そりゃそうだ。簡単に日付が改ざんできたら、
有効期限の意味がない。

同じホテルに泊まったれいちゃんのご両親は、
クーポンがスマホに届くタイプだったけど、
チェックイン時にそれがうまく連携できてなくて、
すごく大変そうだった。

もう一回書くけど、
私はこういうことが得意な方です。

だから、こうしてブログに紹介しています。

公式な案内では全然わかんないから。
実際に使った人の感想が一番と思って
アップしています。

でも、素人が単純に考えても、
わかるようなほころびがこんなに……

ゴートゥなんか、予算が足りなそうになってきたから、
旅行サイトがこぞって割引率下げてるとか。
ありえない。

頭のいい人たちが考えてるんでしょ?

誰でもわかるような、シンプルな方法、
やさしい案内はできないんですか?
そもそもそういう制度にできないんですか?

利用しといてなんですけど、
これ、格差広げるばかりですよ。

わが家では、そもそも地元商店でそれほど使える気がしなかったので、
とどさんと私で三冊しか申し込みませんでしたが
それでもうまく使えるのかどうか……。

おつりが出ないから、
限りなく、1000円に近い金額にしないと、
かえって損しちゃうかもだし。
クーポン消費するために、
必要ないもの購入するなんてことはしたくないし。
商店のリストとにらめっこしながらくたびれています。

私はここでも「教育」ってことを考えます。
個々がメディアリテラシーを持つことは大事。
でも、最初の入口から、出口まで、
あまねくすべての人が、←もしくは必要とする人全員が
恩恵を受けられるシステムが構築できてないんじゃない?
「インクルージブ」な世の中にできるのは、
知識だけじゃなく、思いやりだ。

今の子どもたちに、
しっかりしたメディアリテラシーを身につけさせるのも教育。
だけど、提供側にたったときに、
一段も二段もハードルを超えたところからじゃないと利用できないような、
そんなシステムにしないという
最低限の基本姿勢が身についていないと。

そういう教育ができなかったら、
この国は
これからどんどん、
ごく一部の人だけが得する国になっていっちゃう。
今も、すでにそうなってる。

インスタもやってます