私たちが泊まったホテルの居心地がよかったのは、
スタッフのみなさんがいつも笑顔でいてくれたから。
英語がすごく堪能なわけではないのですが、
それはお互い様。
意志が通じるかどうかは、最後は人柄だと思います。

そういう意味で、ここのスタッフのみなさんは
本当に感じがよかった。
困りごとを理解しようしてくれて、
なんとか役に立ちたい!って思ってくれているのがわかる。

朝のレストランを担当していた
通称ケンドーコバヤシ くんは、
毎朝日本語のボキャブラリーを増やすのに、
「これは日本語でどういうの?」というのを聞いてきて、
次の朝にはマスターしてました。
朝食会場でコーヒーを何杯もおかわりして、
居座る私たちに、
途中からはポットで提供してくれるようになったり、
まずはフレッシュジュースとコーヒーが飲みたい! というと、
次の朝からは席に着いたら先に持ってきてくれるようになったり。

とにかく、細々と気が利く。
そして皆本当によく働く。
ホテルの前の道路が赤土未舗装なので、
テラスの椅子にもうっすら埃が積もっていることがあるんですが、
気づいたら「まだ座らないで」って言って、
羽箒もってきて、払ってくれる。

左がケンドーコバヤシ。英語も、フランス語もがんばってる
みんな笑顔。嫌な顔見たことない

予約サイトでホテルのレビュー見てると
「石けんが一つたりなかった」とか
「歯ブラシを忘れてた」とか
「タオルが一枚足りなかった」とか
書いている人が多い。
それ、「ちょうだい」って言うたらええやん、
と毎回思う私です。

相手も人間だし、
忘れることもあるだろさ。
そしたら、ちょっと声かけて、
持ってきて、って言えばいいし。
まってるのにちっとも持ってこない!っていうなら、
取りに行けばいいし。
それをきっかけに仲よくなって、
日本のお菓子なんかちょっとあげたら、
とっても喜んでくれるし。

それで嫌な顔されたり、
無視されたりしたらそれは怒ってもいいけど、
初手から怒り口調では、相手も、ねえ?

スタッフの皆さんの笑顔。
それだけでも、このホテルは「あたり!」だったと思うわけですよ。

このホテルに泊まるためだけに、
シェムリアップに行きたいくらいだ。

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