さて、追加の観光第一弾はトンレサップ湖
どうしても「トレンサップ」と言ってしまい、
最後はどっちが正解かわからなくなってしまったけど、
正確にはトンレサップ湖。
クメール語で川がトンレ、淡水湖がサップ だそうです。
そして、この湖は東南アジア最大。
雨期と乾期で面積が大きく違うので、
ランキングには入っていませんが、
雨期の一番大きなときには、琵琶湖の20倍以上もあるそうです

一応ウィキからの引用です
乾季
の間、水深は1m程度に留まり、面積は2500平方km(琵琶湖の4倍程度)しかない。このため、湖の南方にある首都プノンペンと、北岸のシェムリアップを結ぶ定期船が暗礁に乗り上げかける場面がよくある[1]。しかし5月半ばから11月半ばの雨季には、プノンペン付近でメコン川に流れ込むトンレサップ川が逆流し、周囲の土地と森を水浸しにしながら面積は約6倍、1万6000平方kmまで拡大し、深度も9mに達する[2]

この湖があるおかげで、乾期でも細々と農業ができる。
雨期には一帯が大きな水田になる、
また、ここの淡水魚は内陸で海のない地域の栄養源にもなる。
ということらしいです。

何より、ここが有名なのは多数の水上生活者がいること。
戸籍など正確なものがあるわけではない、
村などの自治組織も十分機能しているわけではないそうですが、
一説にはこの湖の上で百万人が生活しているとも。
商店はもちろん、教会も、学校もあります。

生活の場。雨期と乾期で移動もするそうです
これは教会 キリスト教の布教の熱意!

ここは観光名所のひとつなので、
この時期でなければ、大量の大型船が湖に繰り出して観光するようですが、
この日はひっそり。
私たちと、数組。日本人の方にもお目にかかりました。

船着き場 熊本の方と談笑 左がガイドのイムちゃん
この桟橋で船まで行きます
マッサージサービス

小さな観光船を貸し切って、
四人とイムちゃんで乗り込みます。
操縦するのは若い男の子。
そして10歳くらいの弟も同乗。
走り出したら即マッサージ開始。
ものの1分か2分くらい?で終了
頼んでないけど(~_~;)
イムちゃんに「チップがほしいって事だよね?」って聞いたら
「まあ、そうなんです」とのことなので、
とどさんと二人で1ドル渡したら、離れてくれない(;´Д`)
最低でも一人1ドルみたいです。

操縦しているお兄ちゃんの手間賃なんてしれてるだろうから、
この子の稼ぎの方がいいのかもしれない。
私たちからだけでも4ドル稼いでるわけだから。
一家の稼ぎ手の一人。

途中、食堂兼お土産屋さん船で休憩
看板もしっかり出てます
商店船の上
船の中にいけすがあって、ワニの養殖をしてる バッグになるようです
これもレストランみたい
乾期だというのに、向こう岸は見えず。どこまで広いの?

数年前にとどさんとキャンピングカーの旅をしたとき、
山中湖、諏訪湖、琵琶湖と一周して、
琵琶湖のとんでもない広さを実感したのだけど、
乾期で4倍、雨期は20倍以上というのは、
想像がつかないスケール感。
できることなら横断してみたい、という話もしてたんだけど、
ちょっと怖いなぁ。閉所恐怖症だし。逃げたワニいたらいやだし。

以前「行ってQ」で手越がノーチャラ生活したのが
このトンレサップ湖だったって、帰国してから知りました。
そうだったんだ。ここだったんだ。

生活している方たちにカメラを向けることに躊躇があったけど、
イムちゃんは「問題ないです」と。
この人たちにとって、観光は大事な仕事だし、
こういう暮らしを記録して、知ってもらうことも大事だなぁと
そんなことも思って写真を撮りました。
タライに乗って移動する子どもたちもいました。
ここに住む子たちは歩くより先に泳ぐとか。
そうじゃないと生きていけないもんね。

これだけ世界的に不況が広がると、
ここいらあたりはものすごく影響を受けそう。
ただ、資源は豊かだから基本自給自足が可能なのかな。
観光客相手のお仕事はちょっと難しいかもしれません。
早く戻ってくるといいね。

そして、地面のあるところに住まないのか、住めないのか、
そのあたりも本当に微妙な話なのだと思う。
ベトナム系の人が多いということですが、
歴史的にカンボジアとは仲よくないし、
差別、というのもあるんだろうと思います。
ベトナム戦争から逃れてきた難民が住み着いた、
という話もある。

カンボジアという国が発展していけば、
そのうちこの水上村で暮す人はいなくなるんだろうか?
そうなっても、ここでの暮らしを選ぶんだろうか?
私が生まれ育った大阪は、
万博からバブルへの流れで
水上生活者を一掃したんですよね。
集合住宅作って移動させちゃった。

わずか数時間、通り過ぎただけの観光客には、
疑問ともやもやした感じが残りました。
もっと観光客がいーーーーっぱいいたら、
もう少し違った感想をもったのかもしれませんが。
雨期にももう一度行ってみたい場所のひとつです。

おまけ 船着き場のトイレ きれいです
懐かしいタイ伝統仕様

インスタもやってます