昨年末、出版社から連絡があり、
最近では稀になった増刷が決まったとのこと。

まだ詳細はわからないのですが、
少し大きな出版物で紹介されることになったらしい、
というので、前倒しで増刷だそうです。

そして、新年明けまして、で
重版出来!
この本です。

子どものマナーっていうと、
なんか堅苦しかったり、かび臭かったり
古さばかり感じるかもしれませんが、
私自身、そして一般社団法人ジュニアマナーズ協会では
マナーはコミュニケーションの問題、って考えています。

まさに今、この時代に欠けているもの、
「足りない」としてモヤモヤと危機感が増しているのは、
相手のことをちょびっとだけ考えてみる、という視点だったり、
余裕だったり、そういう習慣だったり。

そこを「決まりごと」「守らねばならないもの」としてではなく、
周囲の人に配慮する手段、スタンスとして
「マナー」を考えることで、
整理していこう、改善していこう、という考え方をしています。

「こうしなくてはいけない」はルールです。
マナーは
「どうでもいいんだけれど、こうしたほうがみんな幸せ。気分がいい」
ということ。

人と人がつながりにくくなって、
SNSでは
「こうすべき」「こうしてはいけない」の嵐。
私は個人的には
そんな正しさは、まっぴらごめん、と思います。
その場にいない、いなかった人には、
わからないこと、たくさんありますよね。

たとえ習慣や決まりごとと大きく外れるようなことであったとしても、
それで周囲の人が和んだり、ラクになったり、幸せになるなら、
それは厳密な意味でマナー違反ではない。

人とちゃんとつながっていないと、
そのさじ加減がわからない。
だから脱線したり、暴走したりして、
それが赤の他人の非難にさらされ、
それを眺めている周囲の人が、
自分を出すのが怖くなったり、
外にでることがおっくうになったり、
しているのではないかな?と思います。

マナーの基本は「HowTo」ではなく、
自分の立ち位置を理解して、
周囲に配慮できるようになること、
ではないかと考えているのです。

ジュニアマナーズ協会のホームページも見てくださいね