昨日は所用で都会まで。
湘南に住んでいると、東京都内に行くだけで、
「お江戸に出る」という、
どっこいしょ! 感がある。
そんなお江戸の中でも、
なかなか立ち入らない場所、
ウエストゲートパークのある池袋←古い!
本当に絶対行かないデパートの化粧品売り場
漂いまくる香りも、きらきら感も、別世界。
そして、空港の免税店みたいにならぶ化粧品売り場で、
みんな真剣に相談してる。
私からは違いがよくわからない
何種類ものファンデーションから一色を選ぶ相談をしている人を
しばし凝視してしまった。
店員さんとお客さんの無制限一本勝負! 的な緊張感。
でも、その人はすごくきれいな人で、
なんならファンデーションは不要ではないかと思った。
なんかもったいない、と思いつつ、
たどり着いたら世界最高級ブランド
驚いたのは、この超高級ブティックから
オレンジのバッグ持った人が次々に出てくること。
買える人、買う人がこんなにいるんだ!
そして外に出たらこれだ!
私にだって、20代はあった。
そのほとんどが育児に消えてしまったけど、
私も若かった。
そして、キラキラじゃなくて、ギラギラしてた。
あのオレンジのバッグを3つも4つも抱えてお店から出て、
タクシーに乗り込む自分を想像したことがない、
と言えばウソになる。
ブランドものが欲しい! というのではなく、
そのくらい成り上がってやる!という野心というか、
意地というか、
そういうものに突き動かされるように仕事をしていた。
私がギラギラの野心と共に目指した世界は、
もう世の中からなくなっているのかと思ったら、
そんなことはなくて、
ただ、私がその場からいなくなっただけだったんだね。
私はもう一線じゃない、
ということを思い知らされた夜。
と言いつつ、お仕事は頑張っています。
まずは成果物としての本。
どうぞ図書館にリクエストお願いします。