昨日の投稿には間に合いませんでしたが、
ちょっとかわいいお客様のお話。

最近の私たちには小さなお友だちがいます。
お向かいというか、お隣というか、
まあ、一番近くにお住まいの4人家族。

若いパパとママ、お兄ちゃんと妹ちゃん。

この2人の子どもたちが
とどさんになつくこと、なつくこと。
ほんと、とどさんは子どもにモテるのです。

お兄ちゃんはこの春一年生になったのですが、
コロナで登校できない日々が続き、
とどさんがちょこちょこ話相手になっていました。
(どっちが話し相手かはこの際置いといて(^^ゞ)

そのうちせまーい路地で軟らかいミニボールを使って
ラグビーのパスを教えたり、
せまーい庭にパラソルを出して、
日陰を作って2人が遊んでいるのを見守っていたり、
まあ、そんな風にゆったりと交流を深めていたのです。

このお兄ちゃんの方とは、
またいくつかエピソードがあるのですが、
そこは後日に譲り、
今日は妹ちゃんのお話。

お兄ちゃんが毎日学校に行くようになり、
ヒマになった彼女、
今まで届かなかった玄関のインターホンに手が届くようになり、
定期便みたいに朝、「ピーンポーン」とやってくるようになりました。

と言っても、特段、何か用があるわけではない(笑)

「じいじ、あそぼ♪」っていうわけです。

ただ、いくらとどさんがヒマだといっても、
毎朝かわいいお嬢さんと何時間も遊ぶわけにもいかない。
「ご用は?」
「あそぼ」
「ごめん、今日はじいじ、忙しくて遊べないんだ」
なんてやりとりもしています。

そこで、妹ちゃんも考える。
「何かご用があればいいんだ!」
で、またピーンポーン!

とどさんがドアを開けると
「じいじ、これあげる」と
庭に落ちている雑草の種を摘まんで
とどさんの手のひらにのせてくれる。

小さな小さな実です。

「ありがとね」ととどさん。
「じいじ、忙しいから、今日はバイバイね」
とドアを閉める。

またピーンポーン!

「今度はどうしたの?」
「あのね、ばあばにも渡して!」ともう一個。

今わが家にはかわいい雑草の実が
たくさんあります。

身近な方の訃報が続き、
気持ちも沈み、
いろいろな思いが巡って、
頭が整理できなかったりしますが、
そういうときに、この小さなお客様は、
なんともいえない安らぎを運んでくれます。

このアラキジュ&アラカンの夫婦にも、
普段とはちょっと違う話題が加わって、
少し幸せな気持ちになるのです。

ちいさなお嬢さんの、
なんとも言えないかわいい声に癒やされるよ、
というお話しです。

小屋野恵の本です

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