ここのところのニュースは「豪雨の被害」と「コロナ」

自然災害の前に人間がどんなに無力なのか、
この新顔のウイルスがどれだけ猛威を振るっているのか
思い知らされる映像が画面に大写しになります。

先日、大雨が降っているのに、
窓が全開なのをすっかり忘れていて
ほんのわずかな時間なのに二部屋の窓際が水浸し。
両方フローリングの洋室でしたし、
床に物もなかったので、
被害はそんなになかったんですが
気持ちがあわててしまいました。

急いでたまった大量の水をバスタオルで吸い上げて、
なんとか片付いた時には大汗かきました。

たったあれだけのことでも、
部屋中に満ち満ちるじっとりとした湿り気に
気持ちがどんよりしてしまうのに、
家全体が泥水につかってしまうとか、
土砂が流れ込んでくるとか、
家そのものが流れていくとか……
中にはご家族が犠牲になられたり、
行方不明の方もいらっしゃる。

それってどんな気持ちだろう?
降り続く雨の中で、
ただただ立ち尽くしているしかない気持ちを思うと、
息が苦しくなります。

コロナウイルスの感染拡大についても、
あまりにも急激なことに、
みんなが翻弄されているようです。

政治や、医療などに
批判が集まっていますが、
誰だったらスムースに対処できたのか?
そもそもすっきりと対処する方法ってあるのか。
(もっとこうしたらよかったのに、
こうできたらいいのに、という素人考えはありますが)

人工呼吸が必要と判断されても、
それが受けられない人が続出しているとか、
若い方の重症化が止まらないとか、
もう医療崩壊だとか、
救急車の中で何時間も待機とか……。

十数年前に母が脳内出血で倒れたときにも
やはり受け入れてくれる病院が見つからず、
30分も救急車の中で待機。
とうとう県境を越えて移動させるのを覚悟したところで、
最寄りの専門病院が受け入れてくれることになり、
全身から力が抜けたようになったこともありました。

あれが数時間、人によっては十数時間続いたなんて、
もう考えただけで苦しくなります。

だからこそ、ちょっとそういうものから離れることも大事。
自分とは切り離して考えることも大事だと
自分に言い聞かせています。

テレビやネットの世界で報道されていることは事実だけれど、
「私」のことではない。

一度その方たちの無事を祈り、回復を祈ったら、
そこで手放してしまわないと、
自分が参ってしまうからです。

知り合いが住んでいる地域 とか
自分が住んでいる同じ県内 とか
年代が自分と近いとか、
共通点を探して、
必要以上の心配をかかえこまないように、
気持ちの区切りをつけて、
自分の前にあることを淡々と、と
自分自身に言い聞かせている週明けの月曜日です。