いのち というテーマで書こうとすると
「次の世代につなぐ」ということは避けて通れない。

私は子育てのアドバイザーとして長く仕事をしてきたので
DNAが次の世代に受け継がれていくことが
ある意味普通のことに感じられます。

でも、これは狭い考えですね。

いろいろな事情で子どもが持てない
もしくはあえて持たないカップルは少なくありません。
また、同性カップルなどで、
生物学的に遺伝子を残すというのか難しい場合もある。

シングルで生きていくことを選択した方も
少なくありません。

では、それらの方のいのちは受け継がれないのか?
つながっていかないのか?

私はそうではないと考えています。

人は人の中で生きていくし、
育っていきます。
生きてそこにいるだけで、
少なからず影響を受けるし、与える。

たとえばお身内の赤ちゃんをかわいがり尽くして
成長を見守ってきたのであれば、
その思いは受け継がれる。

また、里親や養子制度の利用などで、
血のつながりよりも濃い、
魂のつながりが生まれることもあります。

私自身、産んだのは私だけれど
育てたのはみんな、という意識は強くあります。
ご近所の仲間と共に育て合い、
子どもたちが成長の過程で出会ったみなさんに
育てていただいた。

その方たちから受け継いだものは
はかりしれないと思っています。

親だけが子どもを育てる。
親が育てなければならない。
というのも、
とても狭い考え方で、
人を苦しくさせる考え方だと思っています。

子育ては開いてこそ、楽しくなる、
というのが私の持論です。

一緒に育ててくれる仲間は、
みんな家族。
かわいい、いとしいと思って、
一瞬でもふれ合えば、
それは「うちの子」

いのちはそうやってつながっていくのだと
そう思います。

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