簡単に前の記事のリンクを載せようとしたら
違う記事まで入ってきた
もう少し勉強します(~_~;)

さて、ここまでにおいのことを書いてきて、
Facebookではコメントも頂きました。

それで考えたのが、
私たちが知っている、
若い時の記憶にある「街のにおい」って、
今の若い人たちが感じているものと
全然違うんじゃないかなっていうことです。

私たちが若い頃は、
街にもっともっといろんなにおいが満ちていた。
息子を身ごもった30数年前、
街のにおい、通勤電車の中のにおいがたまらなくて、
各駅停車でホームに降りて深呼吸しながら通勤していたことがありました。
つわりの時期で敏感だったこともあると思いますが、
街の中はもっと臭かった。

子どものころはもっとだったと思います。

季節の変わり目なんて、
電車の中は防虫剤(ナフタリン?)のにおいで、
洋服ダンスの中みたいになっていましたし
立ち小便もあたりまえ、
犬や猫、たまには人のう●ちも、
あたりまえに落ちてました。

7年前、初めてタイの街に着いて、
「あ、なつかしい」と思ったのがにおいでした。
人のにおい、車のにおい、食べ物のにおい、
それらがごちゃまぜになったにおい。
生きている人のにおい、というような。

Facebookのコメントにも頂いたのですが
電車に乗りあわせた
遠足の子どもたちからただよう「ひなたくささ」や、
部活帰りの高校生の汗のにおいなど、
いい香りではないけど、ほっとするような「におい」は
いまはほとんど「いい匂い」に変わってしまいました。
わずか数年で、
バンコクの町中だって、東京とおなじ、都会のにおいになりました。

臭さの反動で、衣類の防虫剤は無香になり、
汗のにおいや、排泄物のにおいや、
部屋の中のにおいを消して、
いいにおいにする商品が次々と出てきて、
私もずいぶん購入してきました。

自分のにおいが気になって仕方がなかった時期もあり、
コロンやフレグランスに凝った時期もありました。

でも、50代も半ばを過ぎて、
その「いいにおい」に疲れてきちゃった。
ボディソープ、シャンプー、コンディショナー、
洗剤、柔軟剤、ルームフレグランスなどなど、
いろんないいにおいがありすぎて、
街にもいいにおいがあふれすぎていて。

でも、見えなくなっているだけで、
「臭い」ものは世の中にいくらでもある。
汚いものもたくさんある。
それを、これまた見えない
どこかのだれかに押しつけて、
自分たちは清潔だ!と
胸を張るのはあんまりかっこよくないな、って
アラカンの私は思うようになってきました。

私たちはまだその臭さを想像できるけど、
子どもの頃から「ないもの」にして育ってきた若者たちは、
想像もつかないんだろうなぁ。
その彼らが考える世界は、
ぜんぜん別の世界なんだろうなぁ。

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