おはようございます。
大きな地震から丸一日が経過して、
被害の様相がはっきりしてきました。

お亡くなりになった方々の
ご冥福をお祈り申し上げます。

今はインターネットが普及しているので、
たとえ地球の裏側で起きた災害でも、
安否の確認は比較的容易になってきました。

でも、昨日のFacebookやTwitterには
離れて暮す高齢の親御さんと連絡が取れない、
という投稿が散見。

高齢の方は、携帯は持っているものの、
ガラケーで通話以外には使えないものが中心。
メールも自由に操れない方が少なくありません。

そして、こういうときには通話が集中して
全く通じないという事態が起きてしまいます。

また、停電などで
ネット環境そのものがダウンしてしまうと、
便利な通信ツールも全く役立ちません。

20数年前の阪神大震災では、
発生直後の明け方には、
大阪府北部に離れて暮していた母と連絡がつき、
無事の確認ができました。
しかし、夕方、仕事を終えて帰宅すると、
ニュースで報道されている被害状況は
朝に見ていたものと一変。
(当時の職場にはテレビもラジオもなく、
携帯電話もなかったのです)

あちこちで火災が発生し、
余震に持ちこたえられずに倒壊する建物や設置物があり、
何千人とお亡くなりになった方がいると予想。
全身から力が抜けてしまうようでした。

そして、そこから何度電話しても、
一切通じませんでした。

機転を利かしたイトコが
公衆電話の長い列に並んで固定電話にかけたところ、
夜も10時前になって、ようやく通じて
無事が確認できたのでした。

離れて暮すご家族がいらっしゃる場合には、
こういう時にどうやって連絡を取り合うのか、
よくよく話し合っておいた方がいいですね。

特にご高齢でネットを自由に操れない方の場合には
シンプルで簡単に使える方法を一つ、決めておくといいと思います。

現在は
災害用伝言ダイヤルの運用が行われています。
上の文字をクリックするとリンク先に飛びます。

NTT西日本のサイトより

平常時に体験ができるようなので、
里帰りの際などに、一緒にやってみて、
また、やり方を電話の前に貼っておくなどするといいですね。
※残念ながら停電時には使用できる環境が制限されてしまいます。
しかも、私が見ても、わかりにくい。

20数年前の私のように、
不安にかられて何度も何度も電話をかけ続けることも、
通信回線の負担につながります。

これだけ便利な時代になっているのだから、
ボタン一つで登録できるような、
ごくごくシンプルな安否確認の方法が開発されてもいいと思います。
専門家の方、頑張ってください!

と、ここまで書いてきて、
あ、私が心配される立場になったんだ、と改めて思い知らされました。
うちの子どもたちは、
あのときの私の年齢に近くなっているのですから。




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