なりふり構わず

たとえ認知症の介護をしていたって、
人生楽しもうよ！ってお伝えしたい。
子育て支援と共に、
私の中でもう一つ芯になりつつある
お務めです。

家族が認知症になったら
今までの楽しいこと全部諦めなきゃ
って思う必要はないってこと
繰り返しお伝えしたい、
と思っています。

でも実際、
一人にしておけないっていうのは
ありますよね。
ほっておくと何をするかわからない。
どこに行っちゃうかもわからない。
そういうこと、確かにある。

だから、介護者はどんどん
自分を閉じ込めて行っちゃうんですね。
わかる、わかる。

しかも、泣いてもわめいても
「お願いします！」と
お預けできる小さな子どもたちと違い、
一人でどんどん出て行っちゃうとか
暴れたらちょっと手に負えないような方だと
お預けもできない。預かってもらえない。

※もちろん、小さなお子さんでも
ちゃんと納得してお預けするのは
基本だということは申し添えます。

そんな中で「介護者自身が楽しむ」とか
「自分の時間を」とか言われても、
絵に描いた餅だ、
というお気持ちもわかる。

私がそうだもの。

デイサービスからは
「ちょっとお預かりできません」と
帰され、
では、とヘルパーさんに来てもらったら
すごくいい方だったのに
「あのババアは何だ！？」と
不機嫌になって
数日間ご機嫌直してもらうのが大変。

りーさんの発表を聞きに行った日は、
「一緒に行く？」「うん」で
共に出かけたものの、
会場に着いたら
「ご挨拶→ご挨拶→表彰式」という
よくある式次第が先行。
客席で「これはつまらない、帰る！」というとどさん。
しょうがないので駅まで送り、
うちの方に進む電車に
乗り込んだのを見届け
後はGPSで追跡しながら、
会場に取って返しました。

家についてからは、
ご近所で活動していたもじゃさんに
「ちょっと様子を見に行ってください」とお願い。

韓流アイドルに会いに行った日は、
息子にも予定があり、
「えいやっ」とお留守番をお願い。
「めぐみは夕方暗くなってから帰ります
心配しないで待っててね」と貼り紙。
玄関には「大丈夫！　ちゃんと一人で帰ってきます。
待っててね」とドアに貼って出ました。
それでも何度か駅に迎えに行ったみたいだけど、
またちゃんと家に帰ってたからよし。

万一何かあったら、それはその時。
居合わせた方や、ご近所の方にお願いしましょう、と
腹をくくっています。

人に迷惑をかけてはいけません

そういわれて育ってきたし
今も基本にそれがあるのは変わらない。

でも、でもね。
もう、言い聞かせても、わからない。
何度言っても忘れちゃう。
心に浮かんだことは
何でも口にしちゃう。
そんな人と一緒にいて
「迷惑をかけません」なんて不可能。

もうごめんなさい。迷惑かけます。
頑張ってるんですけど、
これ以上は無理なので、
ちょっと助けてくださいな、と
一人でも多くの方にお伝えして、
特にご近所の方たちには
見守りをお願いして、
甘えて、やっていこうと思っています。

私にも私の人生がある。
なりふり構わず、
自分を守っていく、ということも
大事にしたいんです。

私が心から応援したい、
りーさんのクラファンがこちらです！
今子育てしている人たちって
私たちの頃よりずっと大変なんです。
便利になってるのに大変。
だからこそ、このクラファンです。
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●ピアサロンについて
また、毎月最後の木曜日午後に固定して
認知症の方をお世話しておられるみなさんと
ちょっとゆっくりお話をする会を行っています。
次回は11月30日。午後一時から。
12月28日の回は認知症サポーター養成講座の予定です。
そのため、木曜日午後の英語講座は休止となります。
※英語講座は曜日を変えるか、オンラインにするかで
　できたら再開したいと思っています。