私には、大切にしている友人が何人かいて、
その中の一人が今、名古屋に住んでいます。
彼女との出会いは息子の大学時代。
幼稚園や小学校ならわかるけど、
大学生の息子のママ友って、
不思議がられます。
確かに、そうですよね～。
なんかマザコン感マンタン！(笑)
でも、同じ部活で、
頂点を目指して切磋琢磨し、
日々ドラマが起きるような、
もしかしたら命に関わるかも？
というようなケガもする、
そんな中に息子たちがいると、
親としての連帯感っていうのも
生まれるんです。
彼女は、それまでの親同士のお付き合いに
疲れ果てていた私を
もう一度信頼感の中に呼び戻してくれた、
そんな存在。
友だちというよりは、
姉のように、
なんでも受け止めてくれるし、
適切にアドバイスをくれるし、
時にはしっかりたしなめてくれます。
息子たちはそれぞれ所帯を持ち、
親とは遠く離れて暮らしていますが、
彼女とは定期的に会って、
泊りに行ったり
泊りに来てもらったり。
お互いの子どもたちの結婚式には
「おじ・おば」として
参列しあってきました。
今回は心のこもった贈り物もいただきました。
子育ての日々って、予想を超えることがおきる。
子どもが大学生になってたって、
社会人になったって、
家庭を持ったって、
これでよかったのかなぁ？って
どよーんと落ち込んでしまう場面は
たびたびやってきます。
でも、そんなときお互いに
「あなたはよくやってるわよ～！」って
言い合える仲間があるのがありがたい。
何十年もずっと友だちである必要はなくて、
なんならその一瞬だけでもいい。
気持ちを分け合って、
慰め合ったり、
怒り合ったり、
笑い合ったり、
そんな人が一人でもいたら、
子育ては少しだけ楽になります。
というか、少しだけ、
明るくなります。
「私だけが」なんてことは、
めったに起きません。
今の悩み、苦しみも、
どこかで誰かが経験したこと。
そして、なんとかうまく付き合って、
「ああ、そんなこともあったよねぇ」と
言えるようなこと。
テクニックも大事だけど、
時間が必要なことも多いのです。
その時間を共有できる仲間があるのは
とてもありがたいことだと思っています。
講演会ではそんなお話もできたらいいなぁと思っています。
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