これは約一か月前のお話です。
ここから事態はさらに深刻になりますが、
リアルではとても落ち着いて、
穏やかな日々を送っています。
どうぞ安心してお読みくださいね。

とどさんにはこまかい説明ができない
言葉もまともに出てこない
だけど
いや、だからか
「お前にはわかんないんだよ!」
「お前なんかいなくてもいい!」
「お前はおかしいんだよ!」
と、ひたすら繰り返す。

何がわからないのかな?
何がおかしいのかな?

この人は正気じゃない、
認知症が言わせてると思っても、
この暴言だけでかなりつらい。
ことばのチカラってすごい。

さらに、
それに乱暴なふるまいも加わる。
イライラがどんどんつのっていく感じ。

帽子をテーブルにたたきつけたり、
椅子に座って足をどんどんと踏み鳴らしたり、
手で私を打ち払うようにしたり。
そんな乱暴な動作も怖い。

「とどさん、怖いよ、怖いよ」
というと、また
「お前には何もわかってねえんだ!」と怒鳴る。
「もうお前なんかいらねえ!」と
プイッと出ていく。
私は疲れ果てていて、
追いかけることもしない。
できない。もう疲れた…。
少しの間一人になれる、と思っても、
彼はほんの数分で帰ってくる。

無視する
時には耐え切れず応戦する
どちらもとどさんにとっては
望んでいる対応とは違う。
でも、丁寧に、
一日中向き合うなんてことはできない。

仕事どころじゃないんだけど、
この数日は仕事に逃げ込む感じ。
ふたりで向き合っているより、
仕事をしているほうが楽。

上司に初めて事情を話す。
夫が認知症であること。
彼の状態が悪く、
生活が不安定になっていること。
離席時間が長くなったり、
状況によっては遅刻や早退のおそれもあること。

「わかりました。
でも、めぐみさんはその不安定さも
ちゃんと受け入れて前に進む人ですもんね。
いつもありがとうございます!」
と言われる。

なんか、高評価の不意打ち。
私の仕事ぶりを
そういうふうに見てくださっているのか、
と、ありがたく思い、目頭が熱くなる。

この苦しい日常から離れて、
仕事に逃げ込める幸せ、
というのがあるのも感じる。

とことん嫌だと思ったこともある仕事なのに、
今は癒しの時間になってる。
不思議だなあ。

そして少しずつ

外に向かって
「実は最近ひどくなっててさ」
「今大変なんだ」
「一人では無理かもしれない」と
口に出して言えるようになった。
そうしたら、
やさしい手が差し伸べられるようになる。

いつでも「助けて」って言ってね!と
クライアントには伝えるけど、
本当に大変な時は
「助けて」って言えないものだなあと
改めて実感する。
そんなに簡単じゃないよね。
助けてって言うことって。


しんごさんのクラファン、
本当にラストスパートです!
https://rescuex.jp/project/65768
ぜひご協力ください。

英語講座は毎月最後の週 火曜です 

●英語がわからなくても読める講座。
「英文を読んで、話し合ってみよう」

9月26日(火) 13時~ 会場はご予約者に通知します。 

※参加費(資料代含む) 2000円です 資料を翻訳しながら、
その内容について(日本語で)対話してみましょう。
※希望者があればオンラインでも開催します。
 お気軽にお問い合わせくださいませ。

ババ抜きは9月28日木曜!
会場でお待ちしています。

問い合わせは公式のラインからどうぞ(*^^)v このホームページから問い合わせていただいてもかまいません。

●ピアサロンについて
また、 毎月最後の木曜日午後に固定して
認知症の方をお世話しておられるみなさんと
ちょっとゆっくりお話をする会を始めます。
そのため、木曜日午後の英語講座は休止となります。
※英語講座は曜日を変えるか、オンラインにするかで
 できたら再開したいと思っています。

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