HSPとか HSCとか 
私がかかわっている界隈では、
最近とてもよく目につきます。
多分、ほとんどの人が「雰囲気」で使ってる。
視覚とか
聴覚とか
触覚とか
とにかく五感のいずれか、
もしくはすべてがとても敏感、
って言うくらいの感じで使っているんだと思います。
「第六感」が過敏、という人もいるかもしれませんね。

そもそもこれは病名でも、障害名でもない。
あくまでも「概念」にすぎません。
そして定義も明確ではない。
「概念」だから。

しかも、これって、
ものすごく主観的です。
「私は繊細なんです」と言われてしまえば
「ああ、そうなんですね」とそれを受け入れるだけ。
「そんなことない!」「そんなはずはない!」
なんて反論ができようもないです。
それでいい。そういうもの。

関西弁には「かんしょうやみ」ということばがあります。
かんしょう は「癇症」と書き、
とても神経質、というような意味です。

そして、亡くなった母はよく
「勝手癇症」(かってかんしょう)と言ってました。
例えば、私はとにかくシンクがきれいでないと気持ちが悪い。
料理をするのに、汚れたシンクを使うことが嫌で、
調理するときにはまず、
シンクを掃除することから始めていました。
↑今は全然気にしません(笑)

一方で、母はコンロ周りが汚いのが嫌。
吹きこぼれとか、焦げ付きとかがあると
落ち着いて料理ができなくて、
しょっちゅうコンロの受け皿を洗っていました。

そしてお互いに、
自分が気になること以外は割とどうでもいい。
母はシンクが汚れていても平気
私はコンロの吹きこぼれがあっても平気
それで何度となくお互いにいらだち、
ぶつかったことがありました。
そんなとき、母は「勝手癇症やからね~」と言っていました。
自分が気になるところを汚す人は許せない!って思うけど、
相手が気になるところを汚してても、それは気にならない、
というような感じ。

長く一緒にいるうちに、
そういうことにも慣れて、
お互い「しょうがないなあ」と譲り合って、
やっていたように思います。

先日オンラインでその話になって、
「自分では許せないくらい嫌なことがあるんだけど、
一方で誰かが許せないくらい嫌な領域を
無意識に侵害してる、脅かしてることがないかと
不安になることがある」とおっしゃる方がありました。
逆に、HSP(と思っている人たち)が集まるという場所に行ったら、
「においに敏感」な人が、
それをごまかすために、
全身に強いフレグランスをまとっていて、
それに周囲が辟易した、というようなお話も聞きました。

なんか「あのひと癇症病みやからねぇ」とか
「私癇症ですねん」ですんだことが、
それですまなくなってる。
「どこが正しいのか」ばっかりを気にしすぎてるから、
じゃないかな?

感覚はその人の中にあって、
それには「正しい」も「間違い」もなくて、
「そういうもの」でいいのに。
それをことさらに認めてもらいたいとか、
否定されたくないとか、
力を込めて訴えないといけない雰囲気、
「ないがしろにされている感」。

自分を守るために、
暴力的なくらいに
行きすぎちゃうくらいに、
主張しなくちゃいけない感じ。

そのくらい、
みんながいろんなことに不寛容なんじゃないかな?
世の中が、他人に対して。
そして、自分に対しても。

この記事を書いていたら、
以前お友だちが紹介してくれた記事と
偶然再会しました。
一年半前のヴォーグの記事です。

「人は自分を理解した深さまでしか、相手を理解できない」──水泳パラリンピアンの一ノ瀬メイが語った真の豊かさ。

日本の人は、自分に厳しくて他人に優しい人が、特に多い。でも、自分が自分を理解して、その心地よさを追求しないと、他人にとっての本当の心地よさを知ることはできません。だから、より多くの人が自分を知って自分自身に優しくすることが、社会でみんなが心地よく生きてく大切なステップになるのかなと思います。

Vogue japan

地層のように物があふれて堆積している家の中で、
テーブルだけ何度も何度もアルコール消毒するとか、
小さな音にも敏感に反応しちゃうから、
あえて大音量で音楽を聴きながら街を歩くとか。

確かにアンバランスかもしれない。
でも、ほかの人から見たら違和感があり、
ある意味滑稽でもあるような、
そんな人間のデコボコも、
愛していけたらいいなあと思います。

神経質な自分をゆるし、
より神経質だったり
逆に無神経だったりする相手もゆるし、
お互いに受け入れて、
譲り合って、
もう少しだけ、
あとちょっとだけ、
寛容な世界ができたら、
HSPなんて取り立てて言わなくても、
それぞれがそれぞれの場所で
生きやすくなるんじゃないかなぁ。

※自分の感受性が鋭すぎて、
毎日の暮らしにも不自由が出るようであれば、
それはHSPかどうか、という話ではありません。
化学物質に対する過敏反応も同様。
そこは混同せず信頼できる専門家に相談してくださいね。

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