私は自分自身の思春期の躓きや迷い、
また、
子育てを通じての得難い経験、
それらを通じて、
「次に続くママたちに同じ思いをさせたくない」
と、強く思いました。
子育てなんて、だれでもできる、
人間以外の動物だって、
本能でやりこなしている、
そんな営みなのに、
なんでこんなに難しくしちゃったのか?
難しくなっちゃったのか?

もっともっとシンプルに
幼い子どもがかわいいという気持ちとか
その成長が楽しいっていう気持ちとか
そんなものを素直に受け取れる世の中に
子育て環境になってほしい、と
強く願いました。
いろいろな意味で、
お母さんたちが安心して子育てできる世の中であってほしいと。

でも、実際には難しい。難しいことばかりでした。
何かを始めては、うまく行かずに挫折。
特に「みんなで」というところを
うまく回していく力が、私にはなかったなぁと思います。

途中からは「ごまめの歯ぎしり」でもいいから、
伝えることを仕事にしたいと、
本を書き、講演をし、ご相談に乗る。
依頼があれば取材に走り回る、
そんな日々を過ごしてきました。

でも、子どもたちが社会人となり、
それぞれパートナーと共に暮らし始め、
子育ても一段落、となったとき、
周囲を見渡して
「あ、何も変わっていない」と愕然としたのです。
やっぱりお母さんはつらいまま。
パパの育休取得とか、
保育環境の充実とか、
少しずつ進んでいる部分もあるのだけれど、
やはりお母さんはつらいまま。
なんかすごい無力感でした。

もういいか……と思いました。
私はもう現役ではないし、
もう、わちゃわちゃするのはやめて
少しのんびりしよう。

そう思い始めた時に、
コロナウイルスが猛威をふるい始めました。

不謹慎かもしれないけれど、
この災厄が、
子育て環境を劇的に変えるかもしれない。
少なくとも学校は根本的に変わらざるを得ない。
ちまちまやってて変わらなかったことが、
一気に変わるチャンスだ!

……でも、世の中そんなに甘くなかったです。
学校はやはり「一日も早く元に戻したい」
という姿勢。
ちょっとがっかり。

ただ、その中で、イキのいい若い方たちに
たくさんたくさん出会いました。
みなさん「未来を変えたい!」という
熱意に満ちていました。とても素敵でした。
その中のひとりが
私が強く推している「つみき」のしんごさん。

なんだかもう、
ピュアでまっすぐで、
でも、ドン・キホーテみたいな感じもして
放っておけない、って思いました。
私の子どもたちと同じ年代の若者が、
こんなに力を尽くしているのに、
応援しないでどうする? と思いました。

今一度、原点に立ち返り
子育てのこと
教育のこと
今の世の中のこと
少しでも未来がよくなる方法について
私に力が足りないのは承知で、
できることをやってみようと考えるきっかけをもらいました。

半径2キロをよくしたい! というのが私のスローガンでしたが、
それでも欲張りだったと反省
半径5メートル、なんなら2メートルをよくしたい! というふうに
考えを改めて、
少しずつ動いています。

さて、ここまでは前置き。
今日から、そのつみきの文化祭が始まります。

https://tsumiki-edu.peatix.com/

初回は、代表しんごさんの
「【 好きを語り合おう!】
~「好き」が生み出す無限の価値~」

お申込み、今からでも間に合います。
私も参加します。
ぜひご一緒しませんか?
無料ですが、チケットは必要です。


↑ ラインに登録しておいていただくと、うるさくない程度にお知らせが行きます。講演やイベントなどのご紹介は優先的にさせていただいています。