誰とでもコミュニケーションをとるのが得意なとどさん、
生協のお兄さんともすぐになかよしになりました。

多分秒刻みで配達していると思われるお兄さんも、
ちょっとだけ立ち止まって話してくれる感じ。
私は仕事をしながらなので、
耳の端っこで聞いていただけなのですが、
ほんの少しの時間に、
お話をして、
「暑い中ご苦労さま~!」
「今日もありがとね~!」
「気を付けて行ってね~!」って
見送っている様子も、
ほほえましい感じで受け止めていました。

が、残念なことに、
8月に配置換え、配達地域再編があって、
おにいさんはわが家の担当を外れることに。
とどさんの毎週の楽しみもなくなってしまいました。

最後の配達の日、
私はうっかりしていて注文忘れ。
普通だったら配達するもののない日は、
ポストに注文書を入れてもらって
それでおしまいのはずでしたが、
ポストに「一声かけてください」と貼り紙をしておいて、
インターホンをならしてもらい
これまでのお礼を伝えて、
ささやかなプレゼントをお渡ししました。

お兄さんにはたくさん配達するおうちの一軒だったかもしれないけど、
とどさんにとっては週に一度の楽しみだったっていうことを
ちゃんとお伝えしたかったんです。

お兄さんもとても喜んでくれて、
私たちも、ちゃんとお礼が言えたことに満足。

そして先週金曜日、
新しい配達担当の方の
最初の配達日となりました。

が、こない💦
これまでお昼過ぎには届けてくれていたのに、
夕方6時になっても来ません。
とどさんちょっとだけイラっとしてる。
そして心配もしてる。

「冷凍のやつがとけちゃう」
「事故でもあったのかな」
「連絡してみろ」と
うるさいうるさい(笑)

そうこうしているうちに、
インターホンが鳴って、
なんと、玄関に立っていたのは
これまで配達してくれていたお兄さん!

新人さんがあまりにも苦労しているので、
サポートに駆り出されたっていうことでした。
そうですよね。
ベテランのお兄さんと同じペースで配達するのは、
無理ですよね。

とどさんは思いがけない再会にうれしそう。
結果オーライ。

きっと新人の方は
あちこちのお宅で「遅かったわね~!」って
言われてたんじゃないかしら?
それにひとつひとつお詫びしていたら、
さらに遅くなっちゃいますよね。

でも、凹まないで、
少しずつ慣れてほしいな。
いつか、ほんとにいつか、
とどさんとお兄さんのように、
その方の配達を心待ちにしてくれる人と、
いい出会い、コミュニケーションができますように。

とどさんもきっと、
また声をかけ続けると思います。

配達の仕事は、配達だけをするんじゃなくて、
やっぱりここにも「人」がいて、
その間に「あったかいもの」が流れるんだって、
ちょっとノスタルジックかもしれないけど、
効率だけではすまないもの、大切なものが
あるんだよ~っていうことを伝えていきたいです。

友人たちの中には、
コロナでこんなことになる前、
宅配で家を訪れる方に、
真夏には冷たいタオルを用意しておいたり、
麦茶一杯用意しておいたり、
いただきものを少しおわけしたり、
そんな風にしている人もいました。
今ではできなくなったことですね。
でも、ねぎらいの言葉ぐらいはかけられる。
「暑い中ありがとう」って言える。

置き配もいいけど、
ドローンが運ぶのもいいけど、
近くのステーションに取りに行くのもいいけど、
でも、人が来てくれるっていう喜びとか、
ありがたさも忘れたくないなぁ。

そして、少々遅れたり、
約束の時間に届かなくても
「何か事情があったんだろうな」と
配達する人の事情にも
気持ちを寄せられたらいいな、と
思います。
怒らないで、イライラしないで。


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