通っているジムで、すてきな紳士とお知り合いになり、
交流させていただいております。
80歳をゆうに超えておられるのに、
テニスに、ズンバに、積極的に参加されるご様子には、
いつもいつも元気と勇気をいただいています。

そしてその紳士から、
映画「ひまわり」のDVDをお貸しいただきました。

1970年の映画ですから、今から半世紀以上も前。
ソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニ
というイタリアの二大スターが共演した、
第二次大戦下、そして戦後の
イタリアの男女の物語です。

多分、私はこの映画をリアルタイムで見たんじゃないかと思います。
父が映画好きで、
月に一回の面会日には、
映画→食事というコースのデートがとても多かったので。
でも、ちょっときわどいシーンもあるから、
父は私と見る映画には選ばなかったかなぁ。

これまでに何度も見た映画ですが、
とにかく印象に残っているのは
画面いっぱいのひまわり畑🌻と
ヘンリー・マンシーニのテーマ音楽。
いろんな立場の登場人物
それぞれの切ない思いが胸に迫る
素晴らしいシーンだったと思います。

このひまわり畑が、ウクライナで撮影されたということで、
今、世界中で再演されているみたい。
日本でも あちらこちらで上映会が行われています。

第二次世界大戦の後半も後半。
イタリアの敗色は濃く、
厳しい寒さの中を逃げ惑うイタリア兵士たち、
そして運命の皮肉。

人間とはなんと愚かなものか。
歴史に学ぶことはないのだろうか。
なんともやりきれない気持ちで
映画と向き合った時間でした。

でも、そんなこと全部取っ払っても
やっぱりいい映画でした。
もし、まだ見ていないという方がいらしたら、
ぜひ。
全国各地で上映の動きがあるようです。