前の家は借家で、
すでに家主さんが植えられた植木がいっぱいあって、
季節ごと、その手入れに追われるという感じでした。
…というか、母が元気な頃は、
庭の手入れは母の仕事でしたので、
あまり関係がよくなかった私は
そこに立ち入らないようにしていました💦
やったのは雑草を抜くくらい。

母が倒れて、
手入れをしないと庭がひどいことになるのを知り←遅い(笑)
季節ごとの手入れを見よう見真似、
Google先生も頼りにしながらするようになりましたが、
これは楽しみというより、
マストのタスク。
やらねばならないこと、という感じでした。

今の家に引っ越しても、
庭仕事には情熱を感じられず、
そもそもサボテンも枯らすという
飽きっぽさ&やり過ぎ癖がありましたので、
ガーデニングはできるだけやりたくないと
思っていたのです。

でも、今の家で、ちょっと玄関先に彩りが欲しいなぁと思い、
週に一度の朝市で季節の苗がお手頃に入手できることもあって、
買ってきて、
植えては枯らし、枯らしては植え、している間に、
なんだかコツがつかめてきて、
今は花を楽しむ余裕ができています。

で、今日の本題なのですが、
去年の12月末ぐらいかな?
本当に最後の売れ残りのチューリップの球根を入手。
(なんと、50球で780円のたたき売り!)
昨年花を楽しんだ後育てて掘り上げた球根たちとともに、
植え付けてから5か月!

10日ぐらい前に、いい感じでつぼみが膨らみだして、
いつかな? いつかな?と楽しみにしていたら、

赤いのは去年堀りあげた球根です


数日前に一斉に開花!
いろんな色のお花が咲くかと思ったら、
黄色一色で、それはそれで見事にきれいでした。

本当はこのころに切り花にするとよかったんですけど、かわいそうで……

とどさんも毎日水をやって、
花が咲くのを楽しみにして、
開花もとても楽しみにしていたので、
二人で毎日「今日は●輪咲いた」
「今日のは大きい!」なんて会話も弾みました。

そして今朝、
花びらの先が茶色くなってきたのをキリに、
花先を全部切ってしまったんです。
こうしないと、実を結ぶほうに力を使ってしまうので、
球根が育たないからです。

かわいそうだけれど、
そして、本当なら満開のところで切って、
室内で楽しんであげたかったのだけど、
そのころに寒の戻りと悪天候があって、
切ってあげられなかったのが残念でした。

ごめんね、と思いつつ、
また来年の開花を楽しみにしようと思います。

何か月も手入れして、
たった10日ほど楽しんだら、
また次の世代に、という
この気長な作業。
とても30代40代のころに私にはできませんでした。
今だからこそ楽しめる。
楽しいから焦らずに待てる。
待てばすてきな花が咲く。
さらに次の世代に受け継がれる。

なんでも子育てに寄せて考えるのはどうかと思いますが、
若いころの私が子育てに悩んだり、うまくいかないと感じたりしたことと、
今やっている「子育てコンシェルジュ」という仕事と、
このお花の手入れが
妙にシンクロしているような気がするのです。