一昨日の投稿で書いたように、
昨日はちょっと街に出て、映画を見てきました!

ちょっと繁華街から離れたところにある
ミニシアター。
横浜ジャック&ベティで
「夢見る小学校」っていう映画が上映されています。

「きのくに子どもの村学園」と
「伊那市立伊那小学校」を取り上げたドキュメンタリー

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「きのくに子どもの村学園」は、
文部科学省の学校教育法に準じた正規の学校法人として、
県知事が認可した私立学校です。
フリースクールやオルタナティブスクールではありません。
学校教育法の枠の中で、
自由で平等で、個性を尊重する教育が続いています。
そして
「伊那市立伊奈小学校は」は1956年(私が生まれる前!!)に
「通知表」を廃止。
以来65年間、校長が変わっても通知表がなく、
固定化された時間割や、チャイムのない、
子どもファーストの教育が続いています。

映画では、この二つの小学校の様子を紹介しながら、
それぞれの子どもたち、先生たちへのインタビュー、
識者のコメントが挟み込まれて、
ただのドキュメンタリーに終始しない、
立体的な構成になっていました。

伊那小学校のような「通知表のない公立学校」は
65年たっても一般的にはなりませんし、
カリキュラムについても、
こんなに自由度高く運営している学校は
決して多くはないと思います。

一緒に見に行ったりーさんと、
この学校が「いい!」と思う人は、
日本中にものすごくたくさんいるだろうに、
なぜ「私の街」にはないんだろう? という話をしました。

・小中学校は家の近くで、お金がかからないことが前提だから
 親元を離れて寮生活をさせる「きのくに~」のような学校は
 そもそも選択肢に入りにくい。
・例えば自分の住む学区の小学校が通知表を廃止するとなっても、
 それをよしとしない家庭もあるだろうし、その際、複数の学校から
 選択制にする必要がある。そうなると通学距離や時間に不公平が出る。

というようなところかなぁ? と。

りーさんや私は、「学校」という形にする力はないけれど、
それぞれの家の近くで、そういう「理念」を持って、
小さな居場所を運営し、
既存の学校ではできない部分を補うような
そんなことをしていきたいね、と決意を新たにしたのでした! エッヘン(笑)

映画の後はおいしいベトナムランチでおしゃべりし、
余韻に浸りました。

個人的には識者のお話より、
もう少しじっくり、
子どもたちの様子を見たかったなぁという思いはありますが、
全編1時間20分のコンパクトな作品にまとめるには、
こういう形になるんだろうなぁと。

春休みを利用して親子で見るのもおすすめ。
夏以降は自主上映もできるみたいなので、
それも、考えてみたいなぁ。

冷たい雨の日でしたが、心はほっこり。記念写真も撮りました(*^^)v