昨日の
自己肯定感が低いわけ
という投稿に、Facebookで
思いのほかたくさんのコメントをいただきました。
皆さん心に傷がある。抱えていたものがある。
読みながら、私も古傷が痛みました。

もう一回書きますね

赤ちゃんのお世話未経験の、

人生経験もわずか2-30年しかない、

そんな人が完璧にできるほど

育児は簡単じゃない。甘くない。

できなくて当たり前。

未熟で当たり前。

手抜き上等!

二人目、三人目、と
一人で精一杯だった子育てが、
複数の子どもがいてもなんとかできるようになるのは
手の抜きどころがわかるようになるからです。
できない自分を受け入れられるようになってくるからです。

にもかかわらず、
そこでもまた「あなたの子育てはダメ」とか
「そんな子育てをしていたらいい子に育たない」とか
「どんな子育てしてるのよ!」といった非難にさらされると、
さらに追い込まれちゃう。ちっとも楽にならない。

講演でもお話しましたが、
子育てがうまく行かないことに対して
「原因はお母さんよ!」
「原因は夫婦関係よ!」
「原因は環境よ!」
と断言してくる人がいたら、
その人のいうことは絶対に信じちゃいけない。

うまく行かない原因は一つじゃないし、
絶対に誰かのせいじゃないです。

お母さんが病の床にあっても、
夫婦関係がぐちゃぐちゃでも、
環境がめちゃくちゃでも、
笑って毎日を送ってる子どもはいます。

自己肯定感は、完璧にできるから手に入るわけじゃないです。
このぐらいでいいか~って
まあなんとかなるか~って
そんな世界で生きていられるようになったら、
あら不思議、自己肯定感が手に入っています。

こんなこと書いてる私も、
自己肯定感最低レベル。
今も自分に自信がない、というのが
悩みの一つです。

でも、だからこそ、本も書けたし、
今もお話ができる。
自分のこと「ダメだ」って思ってる方と
強く共感してつながれる。

そこのところだけは、
自己肯定感が高いんですよ~。

完璧な人だけが手にするのが自己肯定感じゃない。
完璧じゃないと自己肯定感が手に入るんじゃない。
一見完璧に見える人は、
目指すゴールが高い分だけ、
自己肯定感がすごく低くなっちゃうんですよ~。

不思議ですね。