今はこんな仕事をして
「子育て中の若いママにアドバイス(^_^)v」とか言ってますが
24歳で母になった私は、
本当に未熟だったし、自分が子どもだった。
そもそも
赤ちゃんってかわいいお人形が生まれてくるくらいに思ってたんです。

だから、たくさんたくさん、
子どもたちに申し訳なかったなぁと思うことをしてきました。

自分の心に余裕がなくて、
怒鳴りつけたり、叱りつけたりしたとき、
子どもが小さな声で「ごめんなさい」と言ってるのに、
追い打ちをかけるように
「ちゃんと言って!」「本当に反省してるの!」なんて
追い込んだことは、一度や二度じゃありませんでした。

それで泣きながら「ごめんなさい」と言ったら、
ちょっとホッとするというか、
つかえてたものが下りていくというか・・・・・・。
一瞬、ラクになったような気がしたんです。

自分の心が不安定なこと、
自分の思い通りにならないこと、
不安でいっぱいなことを
全部弱い子どもたちにかぶせて
とことん追い詰めて気持ちを収めるようなこと、
していたんです。

だからこそ、昨今の「炎上」→「謝罪」→「それでも追放」
という流れは、ほんとうにシンドイ。

弱くて、不安定で、卑怯だった自分を思い出させられちゃうから。

あのときの自分に必要だったのは、
心の余裕です。
人を許して、見守る余裕。
なんとかなるさ、そんなこともあるよね、と
思える余裕。

今、誰か、何かを
追い込んで、叩いて、追放しちゃう側の人たちにも
余裕がないんだと思います。

インフルエンサーだったり、
人気者だったり、
イケイケドンドンだったときには何も言えなかった。
でも、そのかなわなかった相手が、
一旦「悪い」認定されたとたん、
ここまで追い込まないと気が済まない気持ちになる。
これはすごく危険です。

コロナがあって
豪雨があって、
地震もあって、
海外でも不安定な政情があって、
自分たちにはどうしようもないことで、
苦しい思いをしている人たちが大勢いる、
さらに増え続けている、というニュースを見るにつけ、
不安になっていく気持ち。

その気持ちのはけ口が、
(一時期は強気で隆盛だった分だけさらに、)
弱いひとのところに向かっているのだとしたら、
「自分はアブナイ」と思った方がいいんじゃないかな。

ああ、気持ちがささくれ立ってるなぁ、
言わなくていいこと言ってるなあ、
余裕がないなあ、と思ったら
まずは「そういう時もあるよね」と自分を受け入れて。
みんな通ってきた道です。
私は次に続くママたちが、

そうならないようにしたいと思って、
30年以上いろいろやってきたけど、
力不足で、あんまり変わってない。
ごめんなさい。

私のわずかな経験から言わせてもらえば、
そんな時間は永遠には続きません。
少しずつ自分の時間も増えてくる。
今、限界! というなら、
あらゆる手段を使って、
自分の時間を作ってください。
パートナーやご両親、友人に預けるのが一番いいかな。
でも、それができない人もたくさんいますよね。

それなら託児のあるサービスを利用する
少々お金がかかっても、
時間を手に入れようとすると、
それなりのコストがかかります。
掃除はしない、洗濯もしない、
ごはんも作らない(買ってくる 食べに行く、お菓子で済ます)
と決めるだけでも、ずいぶん時間はできるはず。
「今日はそういう日」って決めたら、
アニメ見せっぱなし、ゲームやらせっぱなし、
ママは一日ベッドでごろごろ、でいいじゃないですか。
そういう日だって、子育てにはとても大事なんです。