先週の締めくくりが、あんまりいいお話しではなかったのですが、
実は、いいこともあるのよ、ということも書いておきます。

2時間半、揚げ足を取られ続けて消耗した日、
最初に対応させて頂いた方は、
幼子を抱えてお仕事をされている方。

背後では泣き声が聞こえます。

「いくらでもお待ちするので、
どうぞお子様を優先してくださいね」と
お伝えしただけで、涙声に。

できる限りのサポートをして、
最後に
「お大変かとは存じますが、
いつでも頼ってください」と
お伝えして、お別れしました。

幼子を抱えて仕事をすることは、
並大抵ではありません。

保育園があるじゃないか、
タイムマネジメントをしっかりしたら、
子育て中だって仕事はできる。

そうおっしゃる方が、
子育て経験者にもたくさんいて
そのことに、若い時の私は打ちのめされるような
思いを味わいました。
同性からも「あなたのやり方が悪いのよ」と
言われるとは!

今となっても、
それはもう「あなたはそうだったのですよね」としか言えない。

そりゃ、一回も熱を出さず、
いつもご機嫌で、
ニコニコ笑って一人遊びできるお子さんなら、
それでも大丈夫。

誰か「まっかしとけい!」とサポートしてくれる
頼もしい人がいるなら、
それもよし。

その方も、だからこそ、仕事が続けてこられたのかも。

でも、そうじゃないタイプのお子さんを、
核家族でケアしながら仕事を続けようとして
けっきょくどちらか(主に女性)が退職を余儀なくされる、
というのは、ほんとうによくある話。

「ありがとうございます。ありがとうございます。
本当に助かりました。また助けてください」
涙でぐじゅぐじゅになりながら、
そう言ってくださっただけで、
いいお仕事してるなぁと思ったわけです。はい。

あの方が、
いろいろなことと折り合いを付けながら、
子育てと、仕事を両立して行かれますように。

また、何か困った時に、
だれかに「助けて」と言えますように。