学んだことの証しは、ただ一つで、何かがかわることである。

これ、私の大事な先生、林竹二の言葉です。

高校時代、「あんた、もしかしてこの学校行ったらおもしろいことあるかもしらんで」と
担任の先生が渡してくれたのが「学ぶということ」という一冊の本でした。
林竹二の著書。宮城教育大学学長、とある。

林竹二は教育哲学者で、
全国の教育困難といわれるような学校に
ぐんぐん踏み入って哲学の授業をした人。

この人に教わりたい!と思って、
宮城教育大学に入り、
入学式の学長あいさつを心待ちにし、
もう、わくわくしかなかった。

で、最初のショック。
当時の宮教大には「入学式がない」ということに愕然(゜_゜;)

え? ないの?

でもまあ、生協が主催して、
「入学を祝う会」みたいなのをささやかにやってくれて、
そこに学長が来てあいさつはするよ、というので、
「ま、いっか」となり、その日を迎える。

で、その日

学長は林竹二じゃないことを知るorz

別の人に代わってた

ぽかーん

え? 林竹二は? どこにいるの?

「いないよ。仙台にもいないんじゃないかな?」

え? そうなの? どこ行けば会えるの?

「知らない」

ひとの人生は、すごくシンプルなことに左右される。
このときに「探して会いに行けばいいじゃん」という人に出会ってたら、
何かが大きく変わったような気もしないでもないけど、
18歳の私は、大阪→仙台とい生活環境の大きな変化、
寮生活のものすごい窮屈さ、なんかに振り回されて、
「じゃあ、しょうがないか」と思った。
あきらめの早さよ。

男子寮は大学の隣にあるのに、
女子寮は山を下って上った、隣の山の上にあり、
規律が鬼のように厳しかった。

毎朝6時に自室の前に整列して、
先輩の点呼を受ける。
大きな声で返事しないと、
「もう一回!」とか言われる。
門限もバカみたいに厳しい。
携帯なんかないから、
門限に間に合わないと閉め出される。
誰かが入口の前を通るのを待つか、
もしくは、また山を下って公衆電話のあるところに戻り、
そこから電話して、あやまりたおして開けてもらう。

大学生にして、この厳しさはなんだよ!と
夜遊び三昧の高校生活を送っていた私は、
自暴自棄。

とうとう入寮二週間?後、
「新歓コンパ!」という
寮の一大新入生歓迎イベントを
「そんなもんに出てられるかっ!」と
ぶっちぎりですっぽかして、
同好の志(たぶん新入生の半数ぐらいかなぁ?)で
映画館のオールナイト上映に行っちゃった。

で、翌日、
退寮勧告もありか、とみんなで覚悟しながら戻ったら、
衝撃の事実が待ち構えてた。

「あれ、ぜーんぶウッソぴょーん♪」

毎朝怖い顔して、点呼取ってた先輩が言う。

『??????』

女子寮恒例の「うそコン」(嘘コンパ、つまりどっきり)

いやいやいやいや。
それにしたら手が込んでましたから。
先輩怖かったし。

「もう、あんた、私たちも大変だったんだからね~。
普段早起きなんかしないし、なんなら寮に毎日帰ってくることもないから」

ええええええええええええっっっっっっっっ!!?? マジすか?

「しかしさあ、あんたたちも相当だよ。
新歓コンパ出ないでオールナイトの映画見に行った新入生、
聞いたことないよ」って。

あと1日辛抱してコンパに出たら、
この喜び? を他の新入生と分かち合えたのに・・・・・・

あれ? 林竹二のこと書きたかったのに。
これは長くなりそうな予感がする。
シリーズ化します。

※アイキャッチに大学図書館の本がありますが、
紛失したと思って購入して返却したものが
卒業後に出てきたのです。突っ込まないでね。
借りパクではない

学校は確実に変わり始めています。
その先頭に近いところで
日々頑張っておられる先生が次々に登壇なさいます。
今週末、土曜、日曜の夜が最後です。
もちろん、全回参加する必要はありません。
お布団の中で耳だけ参加でも大丈夫(*^^)v
【偽善者フェス2】 ~カッコイイ先生の祭典!~
※主催者からのメッセージ「一回で元が取れる! 2回以上参加したら必ず得をする!というイベントです。ぜひご参加ください!」

あと二日で終わり! 参加するなら今だ ↑