今日も今日とて、
約1か月、14回にわたっておこなれている
偽善者フェス2のお話しです。

偽善者って、字面がアヤシイのだけど、
「人」の「為」に「善」いことをするなら、
それでいいじゃん!という
主催者しんごさんの自虐的でありつつ
本気で夢を語るためのネーミング。
このアヤシサに最初は尻込みしていた私でしたが、
参加しているうちにどんどんその魅力にハマっております。

さて、5/29の登壇は
・神前 洋紀さん
(「」No name school代表)(『密にならないクラス遊び』)
(親子オンラインスクールcocowith共同代表)
↑ ちなみに「」No name schoolは「No name school」の誤植ではない。

この方も前日の長田さんと共に
親子オンラインスクールcocowith
共同代表というだけあって、
お二人の共通点も多く、すごく熱のあるお話しが聞けました。

ここで印象に残ったのは、
今の学校はたぶんみんなの理想郷にはならない
という断言。

※なぜなら学校だから、だと思った。私は。

でも、5年後10年後の学校は変わらなくても、
「教育」は変わる。変えられる。
「社会」も変わる。変えられる。
そしたら「学校」も変わる。
「教育」に関して、「学校」に依存しすぎじゃないか、
期待しすぎじゃないか。

もう激しく同意!

学校っていう場所、特に公教育については、
役割がある。
社会の要請、ひいていうなら、国家の要請に
大きく左右される。
個人の希望では、ない。

でも、その学校の中でも、
教育を真剣に考え、
子どもの学びを考えている人たちは沢山いる。
単に子どもたちが集まる場所が楽しい!という子もいていい。
辛い家よりずっといい、という子だっていると思う。
学校に行きたい!っていうなら
それで全然いい。

ただ、そこが息苦しいと感じたとき、
「学校が悪い」「学校よ変われ!」と
言ったところで、そんな簡単には変わらない。

※だって国家の事業だもの

でも、学校以外にも学びの選択肢はあって、
それは学校という場所を不自由に感じる一人ひとりが選び取ればいいことで、
どっちがいい、どっちが悪いっていう話でもない。

で、ここからがすごく刺さる所なんだけど
じゃあ、それは誰が担うの? というところ。

以前PTAに関わったり、
専門学校で教えたりしていたとき、
また子育てで本を出すたび、
「今の教育はよくない、どうやったら変わりますか?」
「今の子育てはよくない、どうやったら変わりますか?」と
何万回も聞かれた。
「先生が悪い」「お母さんが悪い」と
決めつけられもした。
ムキになって反論もした。

そして、私は何万回も、
「それで、あなたはそこで何をしますか?」と質問した。

地域と学校の交流会で、
「最近の子どもたちはあいさつをしない」という
地域の方からの苦言。

「すみません。親のしつけが悪いかもしれません。
でも、もし、少しでもお気持ちがあるなら、
子どもたちがあいさつを返さなくても、
繰り返し『おはよう』って言ってやってください。
知らないおじさんにあいさつするのが恥ずかしい子もいます、
そもそも他人にあいさつすることに慣れていない子もいます。
もし、朝のあいさつを交わすことが気持ちいいとお考えになるなら、
ぜひ、それを子どもたちに教えてやってください」

しーん とした

「何言ってんだこいつ」という雰囲気が会場を満たしていくのがわかる。
「なんでワシからあいさつしなきゃいけないんだ!」という不満に
共感する雰囲気が自分に迫ってくるのがわかって、いたたまれなくなった。
「今の若い母親はどうしようもないな」という雰囲気。
でも、繰り返し、お願いした。任期の2年間、お願いした。
最後にはわかってくださる方も出てきた、と思う。

今も私は同じことを言う。
教育が、子育てが、何か変だ、違う、と思うなら、
それは社会の問題でも、誰かの問題でもなく
「私の」問題だ。
だから、私は今も自分から声をかける。
声をかけ続けたら、ちゃんと伝わる。
社会は変わらなくても、半径300メートルぐらいは変わる。

学校から家に帰ったらお母さんがいない、
鍵も開いてない、トイレに行きたい、と
チャイムを鳴らしてくる近所の子がいる。
それでいい、と思ってる。

子ども110番の家 って看板を出してなくても、
子どもたちや、近所の人たちが来てくれるなら
それでいい、と思ってる。

一人ひとりが「自分のこと」と考える社会になることが、
教育を、子育てを、そして未来を変える一番の近道だと考えている。

そんな自分の原点を、
とびっきりフレッシュな味付けで思い出させてもらった。
ああ、参加してよかった。

希望は、ある。たしかに、ある。

このすてきなイベントも、
あと2回。
でも、その2回のために参加費を払ってもいい、
そう思います。

もし、ポケットマネーで3000円出せるなら、
寄付、喜捨だと思って、
この若き開拓者、しんごさんに払ってあげてください。
できたら5000円。緊急事態宣言も延長されたし、
2回飲みに行く分を、子どもたちの未来のために。
オンラインで参加は難しいというなら、
一部はアーカイブしてくださるようなので
それを見るだけでも価値がある! 詳細は ↓

学校は確実に変わり始めています。
その先頭に近いところで
日々頑張っておられる先生が次々に登壇なさいます。
今週末、土曜、日曜の夜が最後です。
もちろん、全回参加する必要はありません。
お布団の中で耳だけ参加でも大丈夫(*^^)v
【偽善者フェス2】 ~カッコイイ先生の祭典!~
※主催者からのメッセージ「一回で元が取れる! 2回以上参加したら必ず得をする!というイベントです。ぜひご参加ください!」