おはようございます。
4月最初の週がはじまりました。
待ちに待った入学式!
というお宅も多いでしょう。
おめでとうございます。

先週の金曜日、
初めての試みとして、
音声での配信をしてみました。

テスト配信ですが、
ここでお話したことは、
私がとても大事に思っていることなので、
文字でも書き起こしておきます。
※配信の音声に間違いがありましたのでそれも訂正します。

では、少し長いですがお読みください。

学校という場所には子どもたちがいなくては始まりません。

誰が何と言おうと、学校の主役は子どもたちです。

子どもたちをたとえると、
川を流れるたくさんの船の一艘
成長という川を流れて、
大海に乗り出していく準備をしています。

教師と保護者は、
その川や船を両岸から見守る存在。

↑音声では「教師と生徒」と言い間違いをしていました。すみません。

互いに見えている景色は違うかもしれませんが、
見つめる小舟は同じです。

スムースに流れていくときは
ただ見守っていればいい。
その船が座礁したら、岸からそっと助けてあげる。
止まってしまったら大丈夫かな?と心をかけ、
場合によってはそっと手を添えてあげる。

そんなイメージです。
それは教師だけ、保護者だけがすることじゃなく、
両岸から、同じようにしていくこと。
チカラを合わせて。

保護者にとって、教師は敵ではない。
保護者としての自分を評価する「先生」でもない。

教師にとって、保護者は敵ではない。
自分が取り組もうとしていることにブレーキをかけたり、
文句を言って邪魔するだけの存在ではない。

互いに同じ子どもたちを見ているのに、
なぜか敵対し合うような関係になっている場面が見られて
とてももったいないと感じてきました。

現実には、そんなに甘くない状況があることは理解しています。
でも、そういうマイナスのケースばかり想定して、
互いに疑心暗鬼になり、
せっかく築けるはずの関係が築けないのはもったいないです。
何より、子どもたちにとってこんなにマイナスなことはないです。

どうせ言っても無駄だから、
わかってもらえないし、
通じない、
去年の担任の●●先生はよかったなぁ……
去年のクラスの保護者はみんなやさしかったなぁ……

って思っているうちに、
大人たちの目線は子どもたちを離れ、
その間にも、
子どもたちはどんどん川を流れていくんです。

何より、大人たちが、
「子ども」という大切な存在のために、
少しでもいい関係を築いていこうとする姿、
チカラを合わせていこうとする姿を見せないで、
子どもたちはどこからそれを学ぶと思いますか?

保護者と教師、
見えている景色は違っても、
「そちらからは何が見えますか?」
「どんな感じがしますか?」と
互いに聞き合えば、共感も生まれます。

ぜひ、互いにあきらめないで、
話しかけてみてください。

そして、私は保護者のみなさんの立場に近いので、
もう一つ、お願いがあります。

できたら、ご自身のお子さんという舟だけでなく、
周りの舟の様子にも心を配ってみてください。
見えてくる川の景色が変わります。

お子さんが大海を進んで行くのは、
保護者と共に、ではなくて、
今まさに同じ川を流れていく小舟たちです。

「小舟みんな」が元気でないと、
川はよどみ、滞ります。
一艘、二艘と次々に止まってしまうと、
後ろの舟も進めなくなってしまいます。

「うちの舟だけちゃんと進めたらいいわ」と
周りの舟をどかして、
場合によっては沈めちゃって、
よしよし、順調順調!って思っていたら、
自分の子どもという舟が一艘だけ
ぽつりと大海に漕ぎ出して
誰の助けも借りられない、
共に冒険する仲間もいない、
というのはさみしすぎます。

↓は昨夜の二回目の配信

お休み前に聞いてください。

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