ぼんやりとテレビなんか見て、
のんびりしていた日曜日の夜。
高校の同級生の訃報が届きました。
どういう事情か、どうなったのかわからないけど、
とにかく、亡くなった、というのは確か。
ぽかん。
彼は数少ない高校時代からの友だち。
私は高校時代ほとんど学校に行ってない、
学校以外の場所の方が楽しかった私にとって、
高校時代の思い出は本当に希薄で……
というのは何度も書いてきたことです。
でも、その中で彼は、
通学に使っている路線が、
私の母の店に行くのと同じだったので、
何度か学校から一緒に帰ったことがありました。
だから数少ない、
印象に残っている同級生の一人。
数十年をへて、
仲良しだったちえちゃんがアレンジしてくれて
私を強引に呼び出してくれたプチ同窓会で
関東に住んでいる彼と再会。
出席はしたものの、
「はじめまして」感の強かった集まりの中で、
親しく話せる相手がいたのは、
とても心強かったのを思い出します。
その後も彼はいつも参加していたようで、
一緒に飲む機会も増えて、
そのたびにあたたかい声もかけてくれて、
私の仕事も応援してくれて、
一気にありがたい友人となっていたのに。
突然の訃報。
もちろんお葬式にも行けず、
お別れも言えず、
ただ、「亡くなった」という事実が告げられただけ。
去年からこんなのばっかりだ。
でも、最近ちょっと考えが変わって、
「ちゃんとお別れをしてない」ってことは
「私の中ではもう絶対に死なない」ってことなんだって
思えるようになりました。
また一人、私の中では絶対に死なない人、が増えた。
信じられなくて、ショックで、
眠れない夜でしたが、
心の中の彼と、たくさん話しました。
これからもいろいろ話をしていくんだと思います。
折にふれて。
つまり、彼は私の中にずっと生きてる。
そう思うことにしました。