よそごとながら、気になっていること。
タイで王政に反対するデモや集会が行なわれています。

これまでと大きく違うのは、
若い人たちが自主的に集まっている、
SNSなどを使って連帯して行動している様子が見えること。

全くもって伝聞以外の何物でもないのですが、
タイでデモとか集会とかいうと、
地方の貧困層のみなさんがバスで連れてこられて、
日当いくらで参加する、というようなものだと聞いていました。

数年前、
たまたまバリケードのなかを突っ切るという
ちょっとアクシデントにしてもどうなんだ?という
経験をしたのですが、
その時も、物々しい軍服に身を包み
武器を構えた人の脇を通り過ぎたら、
バリケードの中は拍子抜けするほどのどかで、
田舎のお祭りみたいでした。

↑もちろん、安全は確保した上で、
現地のガイドの案内の下、です。
勝手にガンガン入っていったわけではないですよ。

でも、今回はそれとは違うような気がする。

誰かに雇われたわけじゃない、
本当に国の将来を憂えた若者たちが
自主的に集まっているような印象があります。

私は全く部外者で、
どちらが正しいとか間違っているとか
どちらかを支持するとかしないとか、
そういうことが言える立場ではありませんが、
王室は絶対といわれる、あのタイで、
若い人たちが立ち上がっている、ということに、
正直驚いています。

今はまだ放水程度の排除ですが、
このまま衝突が大きくなって、
若い命が失われたりすることがないようにと、
心から祈っています。

40年ぐらい前の韓国では光州事件が起きていました。

最近では香港でも同じようなことが起きました。

日本でも、小さな火種はそこここにくすぶっていると思います。

日本について言えば、
いつまで大人たちのごまかしに、
若者たちが黙っていてくれるか。
ガス抜きをしようにも、
スポーツもできない、
娯楽も以前のように楽しめない、
友だちとも自由に会えない、
というのでは、はけ口がない。

その、渦巻くようなエネルギーが、
どういう形で噴き出してくるのか。

大麻をはじめとする薬物がじわじわ広がっていること、
DVやあおり運転など
暴力的な行為が少しずつ表面化していることなど、
何かが起きている気がする、というのは
取り越し苦労でしょうか?

未来を生きる若い人たちのエネルギーが
正当に発散され、
未来をよくするために使われること、
心から祈ります。

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