たった4日の休暇で起きたことをまとめるのに、
14回もかかってしまいました(^-^;
⑬のでこりんとの再会の後、
「時を戻そう!」(笑)で、①に戻ります。

まあ、今回の旅は、
そのぐらい濃厚だった、ということです。

その②とか③にも書いたように、
行くか、行かないか、から、
どこに行くか、
誰と会うか、まで
ひとつひとつ迷いながら、
進めてきた休暇でもありました。

でも、最後は
なんか勢いで、
いろんな人に声をかけ、
会う、という旅になりました。

この旅の結論は、
書き出しの時から決めていたことなのですが
「行ってよかった、会ってよかった」です。

もう半月以上経過して、
誰かがコロナに感染したとか、
発症したとかという情報が入ってこないからこそ、
言えることだというのはわかっています。
でも、私個人について言えば、
これで自分が感染したとしても、
あきらめはつく、というくらいの価値があった。

たぶん、
ねこさんも、M子さんも、T子も、でこりんも
同じような気持ちだと思うのです。

そりゃ、まだやりたいことは沢山あります。
見たいものもある、行きたい場所もある。

だけど、
この半年のガマン。
いろいろなことに対して求められる、
今までにない細やかな、神経質なほどの配慮。

仕事はしてた。ありがたいことに忙しくしていた。
今だからこそ、こんな時だからこそ、
考えられること、できることに向けて、
テンション高く、あれこれ情報収集したし、
今まで会わなかった人たちとオンラインでどんどんつながった。
刺激も受けた。
思ったことはここから発信もした。

体も動かしていた。
オンラインのフィットネスにも参加したし、
散歩にも行ったし、
ジムやサークルが再開してからは、
積極的に参加して体を動かしてきた。

でも、なんかバランスが悪くて、
落ち着かない感じがあった。
心の底がなんか不安で、グラグラしてる感じ。

それは、今回大切な人たちに会って、
直接話すことで、
かなりすっきりと解消された。

また、静かな大原・三千院の散策は
「浄化」って言葉にぴったりだった。

帰ってきてからは、
本当によく寝た。
一日6時間の睡眠で十分だったのに、
10時間ぐらい寝た日もあった。
夜9時にお布団に入り、
朝7時ごろまでゴロゴロしていたり。

それでもまだ眠い。
そのぐらいくたびれていたのかもしれないなぁ。


今年の6月に、
「私が向こうに行く前には
絶対にこの世から消えない」、と
思っていた人が突然いなくなった。
まだ実感なんかない。

そして、旅から戻ったら、
ねこさん、M子さん、私に共通の、
同年代の友だちの訃報が飛び込んできた。

3人とも、それぞれ別の関わり方があって、
ねこさんはよく会ってたし、
M子さんには共通点があって、
私は…二人ほどじゃないけど、
共通の思い、ちょっと人には言えない思いを
打ち明け合ったことがあった。

そして、旅の途中でも、
彼女のことが話題になってた。
どうしてるかなぁ。大丈夫かなぁ、って。
でも、おとなの「忖度」で、
みんなあと一歩を踏み込まなかった。
彼女も、もちろんそれを望んでいなかったとは思う。
そっとしておいてほしい、
いや、それどころじゃない日々だったかも。

でも、「やっぱりそうだったのか……」という思いは、
3人共通のとても悔しい思いでもあった。
もう一歩踏み込んで、この世にいるうちに、
話したかった。お礼が言いたかった。
出会えたことに「ありがとう」って思っていることを
直接伝えたかった。
「すてきだと思ってた」「好きだった」って
直接言いたかったという思い。

あふれてきちゃう、どうにもならない気持ちを
3人でずっとLINEしてた。
ねこさんと、M子さんはお通夜にも参列した。
M子さんはねこさんちに泊まって。
これも、今回の旅があったからこそ、だと思う。

そうしたら、こんどは大好きだった女優さんの訃報。

そして、追い打ちをかけるように、
今度は息子と同年代の、ラグビー選手の訃報。

もし、あの旅行がなかったら、
この3つのお別れに
ものすごいダメージを受けたんじゃないか。
あの旅行があったから、
なんとか気持ちを保ちながらここにいられるのかも。

若い人も突然この世からいなくなる。
ましてやこの年なんだから、
会いたいと思う人には会って、
「ありがとう」を伝えたほうがいいと思う。
直接会って、「あなたに会えてよかった」と
言ったほうがいいと思う。
明日があるかどうかは誰にもわからない。

いろんな事情はある。
そんなことはわかったうえで、
でも、あえて。
リスクはごくりと飲み込む覚悟で、
なにがあっても恨みっこなし、と思える人とは、
ちゃんと会った方がいい。

そうじゃないと、後悔する。
絶対に、取り返しのつかない後悔をする。

それが今回の旅の結論です。
コロナはこの世の中からなくならない。
コロナだけではなく、
さまざまなリスクはこの世にあふれている。

だからこそ、
どう折り合いをつけるか、
それは個々の判断だと思う。
基準があったとしても、
それは基準に過ぎない。
「正しい」はないんだ。

絶対の「正解」はないんだ。

10月から東京からのゴートゥ、
東京へのゴートゥも解禁された。

会いに行ってみませんか? 大切な人に。

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