いろいろなことが動き出して、
学校もいよいよお昼をはさんで授業を行なうところが出てきました。
このあたりの対応も、特に厳格な基準があるわけではなく、
各学校の裁量にまかされているところも多いようですね。

今日は、そのあたりも踏まえた上で、
子どもたちが学校で過す「時間」ということを考えてみたいです。
そしてこれも思いつくままに書きますので、未整理です。乱暴です。

私たちの中での「当たり前」では、
小学校入学直後こそ、
登校→数時間滞在→帰宅ですが、
登校→授業→給食→授業→帰宅 と
公立学校の場合、朝7時半~8時ぐらいに家を出て、
6時間目まであると2時半~3時過ぎまで授業、
帰りの会をすませて、帰宅が3時半から4時前ぐらい。
まあ、平日は通学も含め7-8時間は学校、ではないかと思います。

夏休み前などで、先生が書類仕事を片付けないといけない時期は
「短縮授業」となって、給食もない期間はありますが、

さらに学童保育や放課後の児童クラブのようなところに移動する子は、
プラス3時間~4時間くらい。

これ、本当に当たり前なの? ということも
これを機会に考えてみてもいいんじゃない?

いろんなことがこのタイムテーブルを基準に組み立てられていますが、
学習内容も含め、これだけの「拘束」が必要なのかどうか。

自分でできる子、家庭のフォローがある子はそちらにお任せして、
特別なサポートや、補足が必要な子には手厚く、という考え方もできるし、
そもそも学校で「全員を」対象にすることは最低限にして、
そこから先はできるだけ「個」に寄りそったものに変えていくことも
可能なんじゃないか、と思います。

「学校」って、とても便利な場所で、
同じ地域に住む、同じ年齢の子どもたちが「ほぼ全員」
何も言わなくても、向こうから通ってくる場所です。

こんな場所はなかなかない。
だからいろんなものが「学校」に詰め込まれすぎているような気がします。
学習も、保健も、マナーも、情報伝達も、
あまねく届けようとしたら「学校に」と安直に考えられて、
学校もそれを受け入れざるを得ない。

「あ、これはいいことだから学校で」となったら、
いいことであればあるほど、反論はしにくい。
そして、一度「いいことだから」と取り入れたものは、
なかなか外しにくい。

結果、先生たちの負担は大きくなる一方だし、
子どもたちも忙しくなる一方、
なんかみんな忙しいですよね。

でも、コロナでそういうこと一切バッサリやらなくなったからといって、
その地域の子どもたちが急に健康を害したり、
マナーが悪くなったり、
事故に遭う確率が増えたり、
するのでしょうか?
これは先に行って調査などしないとわからないことだとは思いますが、
そもそもそれって学校ですること? というのを
これを機会にガッツリ見直したら、
先生も、子どもたちも、負担はぐっと減るんじゃないかなぁ?

今年行ったカンボジアでは、
学校は午前午後の二部制。
午前行った子は午後からおうちの手伝い、
午後行く子は午前中に家のことをやります。

実際このくらいで、義務教育で身につけるべき
最低限の「学力」は身につくのではないか?

今回、自宅で過す時間の中で、
掃除や洗濯、部屋の片付け、
料理やお菓子作りなど、
さまざまな経験をしたお子さん、
本当にたくさんいるんじゃないでしょうか?

そして、それらは、
コロナがないとできなかった。
そんな余裕が親にも子にもなかった、
ということはないでしょうか?

学習の目的は「生きる」ことだと私は思います。
必要な時に、必要な手助けを受けながら、
快適に生きていく力がつくこと。

そういう意味で、学校では経験できないことが、
これまでどんどんおろそかになっていたのではないか。
生活と切り離されたものになっていたのではないか。

給食が一部の子どもたちの栄養源になっていることは理解していますが、
その上で、じゃあ、毎日、全員が、ランチしないといけないのか、
というところも考え直せるのでは?

アレルギー対応、宗教的な問題などで
給食も細かな対応が求められるようになり、
それをかなえることが「平等」でもあるわけですが、
そもそもじゃあ「みんなで毎日」が必要なのかも
考えてみてもいいんじゃないか。

そもそもコロナに関しては、
会食が一番感染リスクが高いという話もありますし。

これを機に、通勤一辺倒ではなく、
テレワークが広がるなら、
大きくなればなるほど、親は家で仕事、
子どもは帰宅後に家事を分担、っていうことだって
可能になります。

「みんなで」「一斉に」を
一度ひっくり返してみると、
いろんなことが見えてくるし、
いろんな可能性が広がるように思うのですが。

私は通勤していた時、7時半出発、19時半帰宅、
12時間を家の外で過すのが普通でした。
これ、結構しんどかったです。大人でも。
小学一年生から、一日のほぼ半分を登下校+学校で過すって、
それって「当たり前」って思ってもいいの?と
疑ってみるのもいいんじゃないかなぁ。

ああ、今日はなんかまとまらないけど、
言いたいことを汲んで頂ければうれしいです。
そして異論、反論も大歓迎です。

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