家で仕事をするようになって、
ちょっと気になるのがご近所の音。

私はWFH当初、会社から
「家で仕事しているのは極力ばれないように」
みたいなお達しがありまして、
音にはかなり気を遣いました。

郊外のわが家ですから、
街の騒音はほとんどないのですが、
ご近所のワンコが盛大に吠えるとか、
このご時世、おうちでストレス満タンの子どもたちが
泣きわめいちゃう、とか、
そういう音は入ってくる。

あと、郊外ならでは、だと思いますが、
有線放送が入る。
コロナの感染防止に努めましょう! とか、
○○にお住まいの××さんが行方不明です、とか、
↑徘徊されている模様
あと、夕方には子どもたちの帰宅を促す音楽も流れます。
↑茅ヶ崎は赤とんぼです

で、とどさんにお願いして、
使っていなかった床のコルクタイルを組み合わせ、
外れないように貼り合わせて、
窓の遮音ガードを作ってもらいました。

音はほとんど窓から入ってくるので、
これでかなり、というか相当軽減された感じ。
ただ、暗かったけど・・・・・・

でも、悪いことしてるわけじゃないのに、
「Officeで仕事してるフリしなくちゃ!」って
必要以上に意識していたような気がします。
だからこそ、ちょっとした外の物音も気になり出しちゃう。

あー、こういう閉じた感じ、
こんなふうに周囲を警戒するみたいな自分が嫌だなぁ、
と思っていた矢先、
会社から「弊社は社員の健康に配慮し、
WFHを積極的に推し進めています、って言っていいよ」と。

この方針転換には救われました。
そこから窓のガードも外して、
(一応窓とブラインドは閉めてますが)
仕事をするようになったら、
不思議なことに周囲の音も気にならなくなりました。
音はずっと響いてるはずなのにね。

今、集合住宅などでは、
生活音の問題が起きているのだとか。
日中家にいたことない人が、
在宅で仕事をし始めていて、
しかも、周囲は万年夏休み状態。
子どもたちが家庭にいて、
さらに公園にも行けない。

いざ仕事を始めようとしたら、
上の階の子どもがドンドンするとか、
お母さんが窓を全開にして子どもをしかりつけている声がうるさいとか、
ペットの鳴き声が・・・・・・とか、
人によっては窓の外で鳴く鳥の声、
電線の上のカラスの鳴き声がうるさい!って。

いやもう、お気持ちはわかるのですが、
そこはもう譲るしかないよ、というのが正直なところです。
今この状況で、子どもを家の中でじっとさせておくのは至難の業。
ママもイライラしますって(←パパもですよね?)
ペットだってストレス溜まるでしょう。
鳥はいつもどおりかもしれないけども・・・・・・

音を立てている方だって
「迷惑だろうなぁ」「静かにさせたい!」って
思っているはずです。
でも、これはどうなるもんでもんない。今は。

以前にも書きましたが、
Officeに家庭がお邪魔しているのではなく、
日常よりもさらにたいへんな状況になっている
ある意味カオスの住宅地に、
Officeがお邪魔しているわけですから、
そりゃもうどこかで折り合いをつけるしかない。

天気もいい、風も気持ちいい、
ワシは窓を明けて仕事したいんじゃい!
お前ら静かにしろ! はない。
窓ぐらい閉めましょう。

遮音性の高いイヤホンで音楽を聴きながら作業するとか、
電話かける時だけ車でちょっと移動して静かなところに行くとか、
オンライン会議には指向性の高いマイクで参加するとか。
私のように窓に目張りするのも効果ありました。たしかに。

今、少しずつ街が動き出しているので、
どうしても静かな場所で、というなら、
公共施設とか、カフェとか、
ご自分が満足できる環境を探して、
ちょっとさまよってみるのもいいかもしれません。

でも、一番効果があるのは
「気にしない」ことだと思います。
これは今回私自身体験から学んだ部分。
実感です。

そして、私が数十年訴え続けている持論を一つ加えるとしたら、
いつ、何が起きるかわからないのだから、
「なんでもないときのお付き合いが大事」なんです。

普段からあいさつをかわし合い、
相手の家族構成もなんとなくわかっていたら、
こういうときにお互い配慮しやすい。
譲り合いが無理なくできるからです。

どこの誰かわからない子が泣きわめいている、のか、
あのちびちゃんが泣いちゃってるんだ、と思うのかで
こちらの気持ちは大きく違います。

ああ、あのコーギーだな、
外に行きたいのかなぁ、なんて思える。

怒りより、
「お母さん大変だろうなあ」とか、
「飼い主さんもご苦労様だなあ」とか、
共感とか同情とかに気持ちがシフトする。

今ご近所トラブルはないわ、という方も、
そのあたりちょっと意識しておくと、
次に「何か」あったとき、
きっと役に立つと思います。

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