基本、私は子どもを大人の思い通りにコントロールする、
という考え方はキライです。
そうしたくなる気持ちは重々、痛いほどわかりながら、
でも、相手も一人の人間なんだから、
思うとおりになるはずがない、と思っています。

思うとおりにしようとすればするほど、
子どもはぐずるし、荒れるし、
はたまた、ぎゅうぎゅうやって思うようになったと見えて、
あとからひどいしっぺがえしが来ることもある。

これは夫婦の関係でも同じですね。

お互いに譲り合いつつ
折り合いをつけつつ、
気持ちよく過ごせたらいいね、
というのも、大人同士の関係と同じ。

そういう意味では、
どの年齢であっても、
できるだけストレスなく、
しっかり楽しんで疲れてもらうというのが、
一番いいやりかたではないかと思います。

おなかをうんと空かせて
ほれ食え、さあ食えと言わずとも
ご飯を食べて、
もう寝ろ、さあ寝ろと言わずとも、
ことりと寝てくれる、というのが
結果的にはお互いWINWINじゃないか。

つまり、お子さんが起きているうちは
できるだけ一緒に楽しく過ごす。
これすごく大事。

大人もガマンしてつきあってやる!
ではなくて、一緒に楽しめることを
ひたすら考える。やってみる。

今ならYouTubeを見ながらリズム体操とか、
天気が良ければ混雑を避けて散歩。
ちょっと大きい子なら、
難度の高いパズルとか、ブロックとか、
手芸系のビーズとか、裁縫とか。

定番のお絵かきも、
ビッグサイズの紙を用意するとか、
床一杯にビニールシート敷いて、
好きな画材で好きなように描いてみるとか。

ネットでサーフィンしたら、
家のプリンタで型紙や設計図を
プリントアウトできるようなグッズも
たくさんあります。

費用はできるだけかけたくないので、
大昔に大昔に作って壁に飾ってあるジグソーパズルを
ばらばらにして、もう一回やってもいいし。
小さいお子さんなら、ごく一部をばらして、
そこだけ完成させる、という
ミニ達成感、でもいいんじゃないかしら?

料理、洗濯、掃除といった、
家事の入口をこの機会に共有するのも
今後のためにはとてもいいかも。
ご飯の炊き方、
洗濯機の使い方、
干し方、たたみ方。
全然できなくても、
こういう手順でやるんだって
知ってるだけで大違い。

体を使うこと、手先を使うことを
適度に織り交ぜて、
あー! 今日も楽しかったねー!と
お互いに思いたい。
理想ですけどね。
だめでも追及するのが理想。

最初はみっちり付き合って、
その中で、
「あ、これなら一人で集中してる」
というものが見つかったら、
その間は仕事をする。

また、疲れてお昼寝タイムに入ったら、
そこも仕事に集中する時間にする。

夜、コトリと寝たら、
そこから時間を限って、
本格的に仕事をする。
もしくは一緒に寝て、
うんと早く起きて仕事をする。

三度の食事作り、洗濯や掃除などは
子どもが起きているときにできるだけ。
なんなら、こんな非常時だから、
食事は毎日テイクアウトでもいい。
ご飯に納豆だけ、
パンに牛乳だけ、でもOK。
手を抜くところはガッツリ抜く。

お子さんがいるのに、
オフィスにいる時と同じペース、
同じ仕事量はこなせません。
まず、そこから出発したい。
そもそも、それまでの仕事量が
適正だったのかどうかも、
ちょっと振り返ってみるといいんじゃないか。

そのうえで、どこかで線引きをして、
折り合いをつけられるようになったら最高!
じゃないですか。

時には「ぎゃーっ! もういやっ!」ってわめき
子どもと一緒に泣いたりもしながら、
でも、楽しい時間もあったね、という一日なら上出来。
そのぐらいのゆるい感じで・・・・・・

インスタもやってます