さて、長かったカンボジアネタも、今日で最後です。
たった一度、予定外の延長があったとしても、
わずか10日間の滞在で、
カンボジアという国に対するイメージは大きく変わりました。
シェムリアップという街は、
インディージョーンズが遺跡発掘に行く時に拠点にしていたような、
雑多で砂埃もうもうで、
牛も馬も人もぶつかりながら行き交うような街ではなく、
蛇口をひねれば適温のお湯がたっぷり出てて、
きれいな水をたたえたプールがあり、
清潔な厨房から、できたてのお料理(それもかなりおいしい!)が運ばれる、
とても近代的な都市でした。

想像と現実は全く違う。

私には偏見があり、有り余る想像力があり、
そしてとても臆病。危険はキライ。

でも、そこを少しだけ勇気を持って超えたら、
違う世界が見えた。
自分の価値観を揺るがすような体験ができた。

惜しむらくは、これを若い時にやってみたかった、
ということでした。

どうせ私には行けないという諦めや無力感。
万一何かあったら、たった一人の母に迷惑をかける、
悲しませてはいけない、という自己呪縛。
早く独り立ちしたいという焦りと、
安定した生活をしたいという願望。

若い時の私は精一杯だったと思います。
今考えてもよく頑張った、とほめてあげたい。

でも、それをもう一歩超えて、
勇気を出して踏み出せば、
その後の人生は大きく違ったものになっただろう、
とも思います。

これは年寄り特有の繰り言、後悔。
先に立たず、のやつです(^^ゞ

でも、アラカンの私にだって、未来はある。
残念ながら、その未来は限られているとは思いますが、
それでもたぶん明日は来る。
うまくいけば来年も生きていられる。

ちょっとした勇気、挑戦が、
大きな恵みをもたらしてくれたり、
また逆に、強く反省を促してくれたりして、
私のささやかな人生がよりよいものになるなら、
決めつけず、歩き出してみたい。

今はコロナで閉塞感満点の日々ですが、
有り余る想像力はそんな壁を越えて飛んで行きます。

今この時期にできることを、一歩踏み出して考えてみる。
実践してみる。

そんな新たな誓いを立て、宣言し、
このシリーズを閉じたいと思います。

おつきあい、ありがとうございました。

Special Thanks:まーちゃん、くみこちゃん そして とどさん
そして、この旅行に関わってくださった全ての方に!

渾身の一枚(^^ゞ

インスタもやってます