昨日の続きです。

車で麓まで4時間かかるとは聞いていたけど、
シェムリアップから舗装された道路が続いていたし、
そこまではかからないんじゃない?と思ってました。
まあ、なめてたわけだ。

でも、ちゃーんとかかりました(^^ゞ
正確には3時間半くらいかなぁ。
それで麓の拠点に到着。
ここはアンコール・ワットとは別料金。
遺跡の入場に一人10ドルかかります。

パスポートが必要とのことでしたが、
特に要求はされませんでした。
残念ながらタイ国籍の人はここから入れないです。

実はまーちゃんはここまでRugbyジャージを着ていたのですが、
バンコクの大会で購入した物なので、その背中ににタイ国旗が!
「これ、まずいんじゃない?」ということになり、
ここで着替えました。
特に何か言われたわけではないけど「自粛」です。

チケット売り場 トイレもあります

ここからは坂道をぐんぐん上る4WDのピックアップトラックに乗り換え。
とどさんの後ろに見えます。
1台25ドルでチャーター。
車内の座席は運転手さん除いて4つありますが、
とどさんはあえて後ろに。

とどさんとポーさんは荷台 たばこ吸いたいから。なんだそりゃ!

一人ならバイクを5ドルでチャーターもできるそうです。

広大!な駐車場でしたが、
ご多分に漏れず、ここもガラガラ状態。
観光客はいましたが、
わずかでした。
お土産屋さんもあります。

入口でチケットを見せます
入口手前のトイレ キレイです チケットあれば無料 売店もあり

トイレばっかり紹介してるけど、
トイレが近い方の私には死活問題なので、
アラカンご同輩のため積極的に撮影しました(^^ゞ

今回の遺跡全体に言えることですが、
トイレは本当によく整備されています。
驚いた。
これが世界遺産に選定されるって事なのかなって思うくらい。

だから、トイレが汚いorないってことを理由に、
いくのを躊躇することはないと思います。
※あくまでも個人の感想です

入口にはごく簡単な関所があって、
観光客は麓で購入したチケットを見せます。
たぶんカンボジア国民は無料だと思う。

ここは聖地でもあり、
地元の人にとっては、
一度は行っておきたい場所のようです。

道中たくさんの人を乗せたピックアップトラックとすれ違ったのですが、
なんと、コサールさん&ポーさんの地元の方たちとのこと。
町内会の旅行みたいな感じで、ピックアップトラックを仕立てて
参拝に向かうようでした。
しかし、ちゃんとしたVANでも四時間しんどかったのに、
あのソンテウみたいな乗り物にぎゅう詰めでは、
さぞや疲れることだと思います。
そのくらいしても行きたい場所ってことなんでしょうね。

入口から長く長く伸びる参道。800メートルあるとか。

参道。灯籠みたいなのはリンガとのこと でもハスの蕾じゃないかなぁ、これは

参道を歩くと階段があり、一つ上ると寺院があり、
また歩いて行くと階段があり、また上ると、というように、
参道をぐんぐん上っていきます。

京都の清水寺の二年坂、三年坂、みたいな感じ? 

石段保護のため、木の階段が設けられています。これを見てとどさんは途中でリタイヤ
未修復でこれだけキレイに残ってる 乳海攪拌
こっち王様と馬かな
倒壊寸前のものも 見張りのおまわりさんがいます
しっかり屋根が残っているところも
沐浴池とのことだけど 生活用水にもなったのかも

クメール語では「聖なる寺院」という意味だそうですが、
山頂の崖に囲まれたところにこの寺院を建立するという
王様たちの思いというか、願いというか、
そういうものを感じます。並大抵ではなかったと思う。

本当に芸が細かい!
いくつもの門を通り抜けていきます
お祈りの場 です。
山頂に到達 お猿さんにかまうと襲われるらしい
この高さ。四角い池があるところあたりが車を乗り換えたところ
以前はロープの向こう側に座って、足をブラブラさせながら
写真を撮ることができましたが、今はダメ。誰か落ちたんだな。きっと。
敬愛されるリー将軍の記念碑 にしては質素。
リー将軍が兵士たちを隠した場所。

帰国しておさらいしようと調べたのですが、
詳細情報はなし。ですので
ポーさんの受け売りです。

いつの戦争かわかりませんが、
リー将軍が率いる軍がここまで追い詰められた。
リー将軍は敵の目的は自分を捕まえることだと兵士に話し、
兵士たちを洞窟に閉じ込めて、岩で蓋をした。
山頂に敵兵が上がってきたときには将軍が一人。
そして、捕虜となるのを潔しとせず、
ここから身を投げた。敵兵はそれを見届けて山を下り、
かくまわれた兵士たちは命を救われた、というお話し。

お供えがたくさんありましたが、
碑そのものは質素でした。

焼き畑のせいで遠くは煙っています

とにかくこの風景を見られただけでも幸せ。
とどさんももうちょっとだけ頑張れば、
ここに来られたのですが、
なんせ4時間の道中。腰が痛くなってしまったそうで、
登頂は断念。日陰で待っていました。

私たちはここに来られただけでも、
4時間は無駄じゃなかったと思いましたが、
どう考えるかは人それぞれの価値観ですね。

ちなみに私たちはドライバーさん、ガイドさんで貸切260ドルでした。
1人65ドルです。
明日またご紹介しますが、この日は帰りにコー・ケーという遺跡にも行ったので、プレアヴィヒアだけならもう少し安かったかも。

で、前回ベンメリアのガイドをしてくれたシナットさん経由だと
600ドルって言われました。
確かに、日本で予約してから行くツアーだと、
一人150ドルが相場。
4人で600ドルは高くないと思うのです。
けど、ダメ元でホテルで聞いたらその半分以下でした。

シナットさんには観光自体をやめにする、と断ったのに、
ドライバーさんがコサールさんだったもんだから、
私たちはちょっと居心地の悪い思いをしました。
で、最後に実は・・・と打ち明けたら、
ポーさんは「そんなの当然です。ヨーロッパ人は
4つくらいのツアーを相見積もりしますよ!
気にしないでください」とのこと。
ちょっとホッとしました。

シナットさん、いいひとだったんで・・・・・・

一時間くらい、このお寺の中を歩き回ったあとは、
また急坂を4WDで下って、
麓に戻ります。
ここから、二時間くらい、
今度はコー・ケーの遺跡です。

お腹空いてきたけど、ご飯はコー・ケーまでお預けです。

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