ロースコアの接戦になるとは思ってましたよ。

でも、あのオールブラックスが
オマケみたいな偶然みたいな、
事故みたいなトライ一個だけって!?

本能と才能と戦略が
なーんにも考えなくても一体になっちゃうみたいな、
あのオールブラックスが、
フラストレーションたまりまくりの80分
大半を自陣で過すことになるなんて!

あくまでも個人の感想ですが、
4年前のJAPANを観ているようだった。
体を張った15人の白チームが
一撃必殺で、相手を倒す。
倒れる寸前ににボールをつながれても
そんなの織り込み済み。
すぐに立ちあがって、
人がどんどんリサイクルされていく。
全然ディフェンスの人数が減らなくて
ということは、オールブラックスは攻め手がなくて、
いつもはやらないことをしちゃってミスする。
もしくは本能と才能と戦略のバランスが完全に崩れちゃって
本能だけでねじ伏せようとし始めて自滅する。

才能溢れる人の集まりって、
こういうことになっちゃうんだなぁ・・・・・・と
改めてその崩壊ぶりに目を奪われちゃいました。

これをコントロールするのがキャプテンだし、
監督なんだなあって。

そして、そうなるようなシチュエーションを
がっつり作ったエディさんは知将そのもの。

ただ、それに応える選手たちのハードワークは
想像するに余りあるもの。
チームの成り立ちが少し違うので
オールブラックスの選手ほどではないにしても、
本能と才能を併せ持ち
それに相応したプライドも持っている選手たちに
新人選手みたいなひたむきなプレーを要求し、
彼らもプライドを捨てて
それを実現しようとしてきた。
この2年半の歩みは、またいろんなところで取り上げられるのでしょうね。
「ブライトンの奇跡」みたいに。

↓ブライトンの奇跡 予告編

たった80分の後ろにある2年半、いや、4年。
オールブラックスは完敗でしたね。残念。本当に残念。

さて、今日は南アフリカvsウエールズ!
南アフリカが上がってきたら、
イングランドが優勝! と
これまた素人の予想をここに掲げておきます(*^^)v