心に力をくれるもの、シリーズを書いていて、
これは危険だなぁと思うものがいくつかありましたので、
異論があることは承知で書きます。

その筆頭に来るのが「自分探し」

苦しいとき、どうしてもベクトルが自分に向いてしまうことがあります。
私ってなに?
私はいったい何をしたいんだろう?
今の私がこうなっているのはなんのせい?
どうしたらこのやっかいな自分とオサラバできるの?

苦しいから、もがく。
もがいてもがいて、たどり着くのが
「自分探し」

ほとんどのみなさんが経験されていることと思います。

でも、でもね。
自分探しで掘り進んでいっても、
答えに出会えることは稀で、
しかも、自傷行為化していっちゃう。

自分を掘り下げて
「ああ、こういうとこが悪いところ」
「ああ、こうだからうまくいかない」
「ああ、だからこうなったのか」と
自分の欠点ばかりが見つかる。

自分の欠点を直視していると、
やはり傷つきます。
生傷になって、血も出ます。

それなのに、
そのうちに、それが気持ちよくなってきちゃう。

掘り下げるのがクセになって、
ツラくなると、自分の欠点を探して、
また自分で自分を傷つけて、
血を流して・・・・・・

まるで自傷行為です。

そして、怖いのは、
この生傷に「効きますよ~」と
手を変え品を変えて
特効薬を売りつけようとする人たちがいること。

悪徳商法
心霊療法
セミナー商法などなど

こっちに進むと近道ですよ~!と言いながら、
さらに迷路に誘い込んでいく力です。

自分探しで
ああ、そうだったのか!と
一瞬分かったような気になっても、
それは答えじゃないですよね。

それはあくまでも端緒、スタートにすぎなくて、
それをゴールにしてしまうと、
出口がなくなってしまいます。

自分探し、ほどほどにしておかないと、
危険です。

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