昨日は笑うことの効用を書きました。

今日は「泣く」です。

私は、小さい頃、泣かない子でした。
そして、泣かない中学生になり
泣かない高校生になり
泣かないおとなになりました。

なんであんなに泣けなかったのか、
今となっては思い出せないのですが、
泣きそうな局面になると、
シャッターを下ろすことができました。
悲しみが爆発しそうになったときに、
感情を動かさないようにするワザを
持っていたのです。

そして、そのうちにそのシャッターは
かたくなに下りたままに。

お葬式のときなんか、
周囲がみんな泣いてるから、
必死で涙を絞り出そうとするのに、
ぜーんぜん出て来ない。
悲しくないわけじゃないのに。

最初にものすごく泣いたのは、
息子が生まれた直後。
これはうれし涙なので、
ちょっと違うのかな。

当時はビデオがまだ一般的ではなくて、
お産婆さんの用意してくれたレコーダーで
産声の録音を試みていたのですが、
産声よりはるかに大きな私の泣き声(T_T)

一回聞いて、息子に申し訳なくて、
二度と聞いていません。
あれ、どこに行ったかなぁ?

この後、周りが引くくらい泣いたのも、
やはりうれし涙だった。
友だちに「あんなに泣いてるおとなを初めて見た」って
言われちゃった。
そのくらいうれしい事があったってのは、
すごく幸せな人生だったのかもしれない・・・・・・

そのあたりがきっときっかけになったのだと思うのですが、
それ以降、私、めちゃくちゃ泣きます。
泣きすぎ、っていわれるくらい泣きます。
映画を見ても、本を読んでも、テレビを見ても、
友だちと話していても、
バカみたいに泣きます。

そして、そのたびに安心して泣けるって幸せだなぁって思います。

そう。安心して泣けなかったから、
泣かないようにしていたのです。
泣いても誰も慰めてくれないし、
受け止めてもくれないし、
一人で泣いて、一人で醒めて、
一人でやりきれなくなるだけなら、
最初から泣かない方がラク、って
思うようになったのだと思います。

誰にも受け止めてもらえないところで泣いて、
自分がコントロールできなくなるのが怖かったというのもあります。

今は夫、とどさんがいて、
子どもたちもいて、
それよりなにより、
たくさんの友人がいて、
距離が離れていても、
受け止めてもらえます。
今は
安心して泣けます。

思い切り泣けば、すっきりして、
次に進む元気が出るということもあるんだ、と
おとなも後半戦になってから知りました。

ただ、今の世の中にも、
安心して泣けない子どもたちがたくさんいる、
声を殺して泣いている子たちもいる、
それを思うと、苦しくなります。

安心して泣ける世界は、
やさしい世界なんじゃないかなぁと
そんなことも考えています。

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