今回の事で、
とても気持ちが重苦しくなっているのは、
私がコンタクトスポーツをする選手の
母親、妻の立場を経験したから
ということもあると思います。

息子ととどさんの20数年間の選手生活、
娘も男の子にまじってプレーしていました。
とどさんの息子とほぼ同じだけのおっさんラグビー生活。

その間に見てきたケガは数知れず。

病院通いは当たり前、
入院、
手術、
長い長いリハビリも
何度も見て、
付き合ってきました。

その中で、
忘れられないのは、
息子やとどさんがケガをした時のことではなく、
相手の選手にケガをさせた時のことです。

故意の反則ではなかったにしても、
コントロールを失った息子がぶつかったことによって
相手の主力選手を骨折させてしまったことがあり、
それはもう、本当に、たまらない思いでした。
今でも、思い出すと冷たい汗が出ますし、
体が一瞬で固まってしまうような
辛い思い出です。

きっとこれからもずっと、忘れられないでしょう。
息子もきっとそうでしょう。
そうであってほしいと思います。

ただ、
私たち夫婦は相手の選手やご家族にお詫びをしに行く、
ということはしませんでした。

息子は相手の選手にどんな形かで謝ったでしょうが、
たとえば部から監督やコーチがお詫びに出向いた、
ということもありませんでした。

逆の立場でも、
たとえばとどさんは
ラグビーの試合でのタックルが元で、
今、身障者手帳を持つようになりました。
※ルールに反するタックルではありましたが、
故意の悪質なものではありませんでした。

そして、そのお相手やチームからお詫びがあった
ということはありませんでした。

痛みに耐える息子やとどさんがかわいそうだと思うことはありましたが、
それを不満や怒りとして相手に向けたことはありません。

コンタクトスポーツをすると自分で決めて、
楽しんでいる以上、
それは当たり前のことだと思ってきました。

ラグビーでは
「ケガと弁当は自分持ち」とよく言います。

そういうことだ、と考えています。

それは、あくまでも、
スポーツの場には
相手を壊すことを目的にした
悪意で故意のプレーはあり得ない、
という信頼があるからなのですが。

 


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